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ファン最優先「年内のビッグマッチは難しい」

WBOバルカルセル会長が独自の見通し語る 
ファン最優先「年内のビッグマッチは難しい」

2020年4月15日 16時23分

 WBOのフランシスコ・バルカルセル会長(写真)は新型コロナウイルスの感染拡大によりWBOの活動を6月15日まで休止すること、10月に予定している年次総会も中止の方向にあることを明らかにした。ESPNのインタビューに答えた。

 バルカルセル会長は「今、自宅で業務を続けているが、6月15日に通常の動きに移れればうれしい。それまでランキング、指名試合、挑戦者決定戦、進行中の交渉はすべて有効」と発言。ランキングに関しては最新の3月8日に発表されたものが6月15日まで有効だと語っている。

 また、同会長は中断期間が長いことから今年は大勢の観客が集まるビッグマッチや注目試合が実現しにくいとも指摘。「カネロ・アルバレス、デオンテイ・ワイルダー、アンソニー・ジョシュアの試合などは年内開催が難しいかもしれない」とコメントした。

「8 月か9月にビッグネームが登場する話があるけど、私は疑問だと思っている。お金を払って時間をつくって会場に足を運ぶファンが最優先。ファンのために予防接種やワクチンが開発されるまで待つの賢明だろう」と同会長。

 テレビ中継のみの無観客試合の実現が模索されているが、これはあくまで例外的な措置であり、ファンがしっかり戻ってこられる形での再開を念頭に置いた発言と言えそう。確かに大勢の観客がいてこそビッグマッチと呼べる。

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