■メキシコ最大手プロモーション、サンフェル・プロモーションズのフェルナンド・ベルトラン社長が5月中旬、メキシコシティで試合を再開したい意向を明かした。予定日は5月16日か17日。試合を中継するTVアステカ本部内にリングを設置し無観客試合を構想している。

今後WBCマウリシオ・スライマン会長と折衝しながら実現を目指す。メキシコでは21日現在、新型コロナウイルスの感染者は8261人、死者は686人出ており、実現できるかは不透明だ。Photo/SUMIO YAMADA

■ニューヨークでメンデス・ボクシングジムを運営していたフランシスコ・メンデス氏が21日朝、コロナウイルス感染により亡くなった。61歳だった。メキシコ・プエブラ出身のメンデス氏は80年代に米国へ移住。04年にニューヨークの32番街にジムを開きアメリカンドリームの具現者といわれた。同ジムでは先月カットマン＆トレーナーのネルソン・クエバス氏がコロナ感染で死去（享年80）。メンデス氏は2人目の犠牲者となった。

■英国の大物対決として待望されていた元王者同士、ケル・ブルックvs.アミール・カーンの実現が難しくなった。ブルックはスカイスポーツのインタビューで「実現に向けできる限りのアプローチをしたが、もう無理だ。過去のものになった」とコメント。カーンの優柔不断な態度に諦めの心境になったようだ。S･ウェルター級に進出したブルックだが、WBOウェルター級王者テレンス・クロフォード（米）挑戦にも興味を示している。