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寺地拳四朗 レジェンド具志堅に並ぶ世界戦14勝誓う 那須川は能登半島地震に1500万円寄付

2024年1月21日 20時08分

 「Prime Video presents Live Boxing 6」(23日・エディオンアリーナ大阪)の記者会見が21日、大阪市のホテルロイヤルクラシックで開かれた。メインを任されたWBA&WBC世界L・フライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)は「油断しないで、いい倒し方をしたい」と挑戦者、カルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)を破って具志堅用高(協栄)に並ぶ日本人歴代3位の世界戦通算14勝をマークすることを誓った。

 会見には寺地、カニサレスをはじめ、WBA世界フライ級タイトルマッチで王者、アルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)に挑む同級1位、ユーリ阿久井政悟(28=倉敷)、ボクシング転向3戦目の期待の星、那須川天心(25=帝拳)と対戦者のルイス・ロブレス(25=メキシコ)、関西の有力選手の対決と注目される与那覇勇気(32=真正)と無敗を続ける辰吉寿以輝(27=帝拳)が勢ぞろいした。

寺地(左)とカニサレス

 寺地はWBAが3度目、WBCが4度目の防衛戦とあって、「体重も落ちており、調子はいい。相手の印象は特にないが、日本人に負けなしだが、それを上回るのは僕なので、盛り上がる試合をしたい」と2本のベルトを前に落ち着いた受け答え。カニサレスは「コンディションはいい。何も失うものがないので、勝ってベルトを持ち帰るだけ」と王座奪還に意欲をみせた。

 戦火のウクライナからの来日のWBA世界フライ級王者、ダラキアンは「日本で試合ができることに感謝している。体調はいいし、明日の計量が終わればもっとよくなる。ハードな試合を覚悟しているがベルトは必ず持って帰る」と7度目の防衛に自信をのぞかせた。

阿久井(右)とダラキアン

 世界初挑戦の阿久井は「チャンピオンには大変な状況の中、日本にきていただいた」と感謝の意を表明。「ウクライナの方や震災で大変な思いをされている石川県の方にいい試合をお見せしたい」と語り、岡山県ジムから初の世界王者誕生を約束した。

那須川(左)とロブレス

 セミで登場する那須川は「準備してきたし、進化しているところを見せたい。相手のロブレスはファイターなので試合が楽しみだ」と試合に向けて意欲十分。。能登半島地震の被災地に個人で500万円、ジム関係を含めると1500万円を寄付しており、「困っておられる人にすぐに手を差しのべたい。格闘技が日常で必要か必要でないかいうといらないと思う。ただ、戦うことの素晴らしさを伝えていきたい」と語った。

 与那覇、辰吉は「いいところを見せます」とともに好調をアピールした。

与那覇(左)と辰吉
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