April
19
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

16°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 井上尚弥「必ず3団体統一戦を実現させる!」 
カシメロ戦の“はずだった”25日に決意表明

井上尚弥「必ず3団体統一戦を実現させる!」 
カシメロ戦の“はずだった”25日に決意表明

2020年4月26日 6時01分

 WBAスーパー・IBF世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥(大橋)が25日、所属ジムを通じてコメントを発表。「必ず3団体統一戦を実現させますのでファンの皆さん、楽しみに待っていてください」とのメッセージを送った。

先行きの見えない状況にも“微動だにしない”井上

 25日(日本時間26日)は井上が当初、WBO王者ジョンリール・カシメロ(比)とのバンタム級3団体統一戦をラスベガスで予定していた日。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で延期となったが、この日に合わせて2冠王者がメッセージを発した。

 その中で井上は「試合延期をしっかりと受け止めているので、心境に変わりなく、来る日に向けて調整中です。焦りは何ひとつありません。現在はオーバーワークでも練習不足でもなく、スキルを落とすことなくキープしています」と自らの現状を報告。

 そして「カシメロ選手もトレーニングができる環境にあるとの情報なので、しっかりと仕上げてほしい」とライバルにエールを送り、「その情報以外にこちらにもしっかりした情報が入っているので気にしません。必ず3団体統一戦を実現させます」と揺るぎない決意を表明した。

「オーバーワークでも、練習不足でもない」と井上

 自らのことだけでなく、周囲にも気を配るのは業界トップに立つボクサーの自覚の表れか。「今は皆が辛い状況です。一人一人の意識で守れる命が助かり、近い将来を変えます。そのためには不要不急の外出を控え、人との接触を減らし、この大変な状況を乗り越えましょう」との言葉で締めくくった。

 カシメロ戦の新たなスケジュールはいまのところ決まっていない。井上の様子を「木鶏の如く微動だにせず頼もしく見守っている」と表現した大橋秀行会長は「今後については状況にもよりますが、カシメロ戦を第一に考えています。しかし、この世界情勢ですので、状況の変化には対応したいと思います」とコメントした。写真提供=大橋ジム

Related article
関連記事