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クアドラス反論、S・フライ級戦線混とん

S・フライ級王者エストラーダ 直接ロマゴン戦希望 
クアドラス反論、S・フライ級戦線混とん

2020年4月29日 8時17分

 WBC・S・フライ級王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)が28日、マルテス・デ・カフェ(WBCマウリシオ・スライマン会長と地元記者との懇談会=コロナウイルスの感染拡大後はネット発信)の席で自らの今後についてアピールした。

 それによるとエストラーダは「私は3敗しているけど、2人はリベンジした。残っているのはチョコラティート(ローマン・ゴンサレス=WBA・S・フライ級スーパー王者)だけ。クアドラスにはもう勝っているから、チョコラティートとの統一戦をダイレクトに実現させたい。報酬も多く望める」と語った。

左からクアドラス、エストラーダ、ゴンサレス

 そして「すでに初戦で彼の戦法とパンチ力を体験したから、再戦はイージーなものになるだろう。彼がどんな選手かよくわかっている」と自信をのぞかせた。同時に「コビット19(新型コロナウイルス感染症)の影響でトレーニングが100%できないのが痛い」とも明かした。

 しかし先日、エストラーダ戦が内定したとも伝えられた元WBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)は「“ガジョ”(エストラーダ)との再戦は間違いなく実現する。私は経験があるし、まだ若い。動きも以前のように戻っているし、ベルトは必ず戻ってくる」とアピール。またエストラーダを擁するサンフェル・プロモーションズの幹部も次はクアドラス戦で同意していると主張している。

 一方、エストラーダはWBCフライ級王者フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)のエディ・レイノソ・トレーナーが「マルティネスはフライ級で実績をつくったら、S・フライ級へ上がり、エストラーダやゴンサレスに挑戦する用意がある。彼はフェザー級、いやS・フェザー級までイケるかもしれない」と発言したことに反論。「(マルティネスは)欠点が多すぎる。特にディフェンス。私のようなグッドボクサーと対戦したら勝つチャンスはない」とプライドを見せた。

 加えてエストラーダは「クラスを上げるのはいいけど、彼はもっと腰の動きが必要だ。ウエートを上げるとパンチの衝撃が全然違う」と具体的な指摘も。後輩王者の野望にピシャリと釘を刺した。

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