英大手マッチルームが8.1イベント再開
8.22 ヘビー級暫定戦 ホワイトvs.ポベトキン
2020年6月27日 11時40分
2020年6月27日 10時08分
1980年代に圧倒的な強さを見せつけ、いまなおそのパフォーマンスが注目される元ヘビー級統一王者マイク・タイソン。今から32年前の1988年6月27日、米ニュージャージー州アトランティックシティで迎えたマイケル・スピンクス戦は、最強伝説に新たな1ページを加える素晴らしいファイトとなった。
1986年、史上最年少の20歳5ヵ月で世界ヘビー級王者になったタイソンはこのとき24歳になる目前で、これがWBC7度目、WBA6度目、IBFは4度目の防衛戦だった。五輪金メダリストにしてL・ヘビー級統一王座からIBFヘビー級王座まで獲得したビッグネーム、無敗のスピンクスとの一戦は大いに注目を集めた。
しかし、このころの“アイアン”マイクの勢いは、ボクシングエリートのスピンクスをもってしても止めることは不可能だった。
長いリーチを生かしてアウトボクシングを遂行しようとするスピンクスに対し、タイソンはスタートから強烈な圧力で猛打を振るっていった。ロープ際にスピンクスを追い込んだタイソンが顔面への左アッパー、右ボディアッパーを突き上げるとスピンクスはたまらずダウンした。
立ち上がったスピンクスにタイソンが右を叩きこむと、スピンクスはキャンバスに大の字。ダメージは大きく、立ち上がることができずに10カウント。91秒はタイソンの世界タイトルマッチの中で最速記録。キャリアの中でベストバウトと呼んでおかしくない内容だった。
タイソンのファイトマネーは2200万ドル(約28億5000万円)、スピンクスが1500万ドル(約19億5000万円)。目の覚めるような圧倒的な強さと、目がくらむような巨額なファイトマネー。無傷の35連勝をマークしたタイソンに暗い影が忍び寄ることなどこのときはまだ想像できなかった。スピンクスはこの試合を最後に引退した。
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