April
20
Saturday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

25°C Clear
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 村田諒太に聞く 緊急事態下に取り組んだこと 
サンドバッグ打ちが「意味ある」練習になった理由

村田諒太に聞く 緊急事態下に取り組んだこと 
サンドバッグ打ちが「意味ある」練習になった理由

2020年7月15日 14時44分

 WBAミドル級王者の村田諒太(帝拳)はジムワーク再開までの間、黙々と自主トレーニングを行っていた、日常が戻ってくるのはまだ先のようだが、来る日のためにも今やるべきことをやる。自粛期間中に考えたこと、そして取り組んだこと─チャンピオン村田が語る。=ボクシング・ビート8月号より抜粋=

大いに語ってくれた村田

──さっそくですが、この間(取材は7月1日)は自分のボクシングのために有効に使えましたか。

 「こういう事態になってしまったわけですが、ことボクシングの練習にとってはめちゃくちゃ有意義な時間となりました。2カ月間、関西で動いてから戻ってきたんですが、今めちゃくちゃいい。

自分の悪いところが分かるようになったんです。なぜなんだろうと考えて行う、その結果それがひも解けて、自分自身をやっとコントロールできるようになった気がします」

──関西での自主トレ中、考えるところが多かったからですか。

 「ひとりで動くということは誰も言ってくれる人がいないわけで、結局自分でいろいろとやるじゃないですか。大学時代もそうでしたが、物事は自分で気づいていくほうがいいと思いますね。ボクシングだけやない、何でもそうです。その意味であの2ヵ月で成長した部分はあると思いますね。

試合もない状況で気持ちに余裕があって見つめ直せたところもあるでしょう。引退してからのほうがボクシングをうまくやれる、と言う人がいるじゃないですか。距離を置けている、ということでしょう」

 読書家・勉強家としても知られる村田が緊急事態宣言下で何を考え、何を実行したのか。最近の練習ではサンドバッグ打ちを12ラウンド行うことがあるという。面白いことに、かつてバッグ打ちを「意味がない」と決めつけていた村田が丸々1試合分の時間を打ち続ける。いかにしてそこにたどり着いたのか─。

 村田の全インタビュー、さらには村田が歴代の革命的ボクサーを独自の視点で語った特集「異質のスタイルが与えた衝撃」は、15日発売のボクシング・ビート8月号に掲載されています。https://amzn.to/2OftQ34

Related article
関連記事