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意気込む挑戦者 清水聡&井上浩樹の防衛なるか

あす国内で4ヵ月半ぶりのタイトルマッチ開催 
意気込む挑戦者 清水聡&井上浩樹の防衛なるか

2020年7月15日 16時59分

 あす16日、後楽園ホールで開催されるダブルタイトルマッチの前日計量と新型コロナウイルス感染検査が15日、日本ボクシングコミッションで行われた。日本国内でタイトルマッチが開催されるのは2月27日以来およそ4ヵ月半ぶり。16日はこの2試合のみが無観客で挙行される。

王者清水(左)に殿本が挑む

 OPBFフェザー級王座の5度目の防衛戦に挑む王者、清水聡(大橋=8勝8KO1敗)と、挑戦者14位の殿本恭平(勝輝=9勝4KO2敗1分)はともにリミットの57.1キロで合格した。

 清水はWBOアジアパシフィックS・フェザー級王者ジョー・ノイナイ(比)にまさかのプロ初黒星を喫して以来、およそ1年ぶりの試合。日本ユース王座の獲得経験がある殿本は初のOPBFタイトルマッチだ。

PCR検査を受ける選手たち

 日本S・ライト級王座の2度目の防衛戦を迎えた井上浩樹(大橋=15勝12KO)は最初の計量で200グラム超過したものの、1時間後にリミットの63.5キロにしてセーフ。指名挑戦者の永田大士(三迫=14勝5KO2敗1分)は63.4キロであすの試合に進んだ。

 デビューから無敗の井上はWBOアジアパシフィック王座も保持しており、WBO15位につける。永田は2度目のタイトル挑戦。サウスポー対決だ。

 出場選手4人とチーフセコンドが実施したPCR検査の結果はあす16日の午前中に発表される。選手たちは計量を終えると、感染防止対策のためホテルに入り。翌日の試合会場入りまでホテルで過ごす。以下は代表取材に応じた出場選手のコメント。

V5戦にして再起戦を迎える清水

清水聡の話「(再起戦について)目の怪我もあったんですけど、この期間でゆっくり治せたし体調も良好ですし、ちょうどいい自分を見つめ直す時間になったなと思います。体のバランスは良くなってきてたので、常に常に良くなるよう考えてましたね。

(無観客は)全然気にならないですね。アマチュアの地方大会では応援も身内だけなので、それとあまり変わらないんじゃないかなと思いますね。かなりダイヤ(モンドレフトを)磨いてきたので、期待しててください」

「失うものは何もない」と殿本

殿本恭平の話「このチャンスを逃してしまったら次に続かないので、ここはしっかりと一回で決めたいと思います。やっぱり清水さんを倒した日本人はいてないんで、そこは倒したいですね。

(無観客は)そんなに気にしないタイプっすね、 僕は。アウェーだけど向こうも声援はないので。今回の試合に関しては失うものは何もないので、それをぶつけるだけですね」

2度目の計量で合格の井上浩樹

井上浩樹の話「(最初の200グラム超過は)ちょっと新しくした体重計の誤差が、普段は計量が1時とかで普段より早い計量になってるので、あんまり関係ないかなって。

(永田の印象は)第一に凄い明るくていい人だなってこと、真面目なんだなっていうのが凄く伝わってくるので、攻略するのは大変な相手かなと思いますね。

相手は入ってきて僕を崩して自分のスタイルに持っていこうってのがやりたいことだと思うんで、それをさせないようにするっていうのが第一で、相手をどれだけ自分の型にはめるかが今回の勝敗に関わるかなと思いますね。日本止まりなのか、世界にいけるのかはこの試合の勝ち方次第でわかると思います」

「勝って人生を変える」と永田

永田大士の話「(この試合の位置づけは)僕がベルト獲ったら三迫ジムで現在の日本チャンピオンが6人目になるんで、そういう想いもあるんですけど、あまり気負わず 、ベルトを獲って初めてスタートだと思ってるんで。そういう位置付けですね、日本チャンピオンっていうのは。

人との感情や触れ合いをボクシングというスポーツを通して感じて欲しいんで、そういうことに頑張ってる僕らを見て、刺激を貰ってくれたら嬉しいなと思いますね。素晴らしい戦いにしたいなと思います。勝って人生を変えます」=写真はすべて代表撮影=

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