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たたき上げ戸髙達 ラストファイトにかける

アマ出身の山内涼太 圧勝で初タイトル獲得誓う 
たたき上げ戸髙達 ラストファイトにかける

2020年8月18日 15時18分

 あす19日、後楽園ホール「SLUG FEST」のメイン、WBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦で対戦する山内涼太(角海老宝石)と戸髙達(レパード玉熊)が18日、計量後のオンライン取材で抱負を語った。

山内は自分のペースを貫いて勝つと宣言

 今年からボクシング1本の生活を始めた山内は緊急事態宣言明けから100ラウンドのスパーリングを積んで今回の試合に臨む。小学校でボクシングをはじめU-15で全国優勝を経験。高校時代は選抜決勝で井上拓真(大橋)に敗れての準優勝が最高成績だった。

 プロに入って昨年はWBAインターナショナル王座戦で敗れており、「(今回勝てば)ボクシングをやってきた証を残せるかなと思う」と初タイトル獲得に向け気持ちを高めている。

 WBA3位につけ、世界も見据える25歳は「(世界は)自分がパッとやって勝てるほど甘くはないと思う。今回勝って着実に力をつけていきたい」と慎重な発言。「(戸髙は)頑丈だしガードが高い。手数も多いので、それに巻き込まれないようにしたい」とまずは戸髙戦の勝利を心に誓った。

ラストファイトにかける戸髙

 一方の戸髙は「勝ったらどうなるか分からないけど、いまのところ最後のつもりでこの試合にかけています」とラストファイトを宣言した。大学を卒業してから、チェーン店を展開する飲食会社に勤務し、これまでボクシングを続けてきた。

 インファイトの激闘型ということもあり、練習と試合で計4度の眼窩底骨折を経験。昨年2月、勝負をかけた初タイトルマッチで敗れたあとも眼窩底骨折を患い「気持ちを作れなくなった」のが引退を考えた理由だ。最後にもう一度大きな舞台を求めていたところに舞い込んだのが、山内とのタイトルマッチだった。

 ラストファイトにかける戸髙は「いい舞台をいただいて、この試合を引退試合にしようと思った。相手のほうが格上だと思っているので、胸を借りるような気持ちですべてを出し切りたい」と決意表明。全身全霊をかけて山内に襲いかかる。

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