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異色ボクサー山口拓也 2回KO負けで連勝ならず

2020年8月31日 20時06分

 31日新宿フェイスの「ファーストレート Presents A-SIGN BOXING」の前座に出場した異色ボクサー、山口拓也(ワールド日立)は鯉渕健(横浜光)に2回1分0秒KO負け。連勝はならなかった。

鯉渕は2回、山口を沈めた

 YouTubeで引きこもりだった過去や貧乏生活が紹介され、この試合に向けたクラウドファンディングで70万円以上を集めた35歳の山口。手にする報酬をジムの和式便所の改修費にあてるという好漢はキャリア初の連勝を狙ってリングに上がった。

 試合は初回から打撃戦。鯉渕がガンガン攻め、山口も左右のフックで迎え撃った。しかし鯉渕の右ストレート、右アッパーがよく決まり、2回開始早々、鯉渕の左フックで山口がダウン。さらに鯉渕が攻め、右アッパーで再び山口を倒すと、山口は立ち上がったもののフラついて10カウントとなった。

 キャンバスに寝転んで喜びを爆発させた鯉渕は6勝5KO4敗。山口は4勝2KO12敗2分。

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