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加納陸がWBO・AP戦、再び世界狙う石田匠も出場

11.23高山勝成プロ復帰戦は世界ランカー小西と 
加納陸がWBO・AP戦、再び世界狙う石田匠も出場

2020年9月9日 21時54分

 兵庫県三田市の大成ジム(丸元大成会長)は9日、ジムで会見、11月23日、同市立総合文化センター郷の音ホールで所属の元OPBFミニマム級王者、加納陸(21)がWBOアジアパシフイックL・フライ級王座決定戦に出場する興行の概要を発表した。

11.23興行は豪華カードがそろった

 この興行には再び世界を狙う元日本S・フライ級王者、石田匠(井岡)、アマからプロに復帰したミニマム級世界4団体王者、高山勝成(37=寝屋川石田)らが登場する豪華カードが組まれている。

 会見で丸元会長は「コロナ禍の中での興行ですが、十分対策を練って安全に行いたい。豪華なカードが実現でき、熱い試合が目白押しなので、勇気と希望をみなさんに提供できると思う。加納はきょう隣に座っている高山選手と4年前に18歳9カ月の国内最年少世界王者を目指して戦い、敗れましたが、経験を積んだいま再び世界へのステップにしたい」と熱く語った。

タイトル獲得を目指す加納

 WBOアジアパシフイックL・フライ級1位の加納は同級2位、平井亮輝(29=千里馬神戸)と対決。加納は「1年ぶりの実戦となります。コロナ禍で何度も試合予定が流れましたが、気持ちはぶれることなく、フィジカル面を作り直しました。気持ちの面も成長したところを見せ、再び世界戦線に入っていきたい」と抱負を語った。加納は11勝5KO3敗、平井は13勝4KO6敗1分。

 石田は17年10月に英国でWBA世界S・フライ級王者、カリド・ヤファイ(英国)に挑むも判定負け。昨年12月には大阪でIBF同級挑戦者決定戦に出場するも惜敗した石田は2度目の世界挑戦実現へ爪を研いでいる。

新鋭の石井を迎え撃つ石田

 今回は19歳の新鋭、石井渡士也(REBOOT.IBA)を迎え撃つ一戦。花咲徳栄高出身の石井は3勝2KOで日本バンタム級ユース王者。石田は「昨年世界の挑戦権をつかめなかったが、練習はずっとやっている。9歳も若い石井選手は勢いがあると思うが圧勝してプロの厳しさを教えたい」と力を込めた。石田は28勝15KO2敗。

 高山は世界挑戦経験があるIBF世界L・フライ級8位、小西怜也(27=サンライズ)と復帰6回戦を戦う。「コロナ禍の中で限られた者だけが試合ができるので、しっかり調整してトレーニングを積んでいきます」と16年8月、WBO世界ミニマム級王座決定戦で可能に勝利して以来4年ぶりにプロのリングに立つ決意を語った。

復帰戦の舞台が整った高山

 高山は翌17年、名古屋産業大学に入学してタイトルを返上して引退。しかし、東京五輪目指しアマで戦った。選考会予選で敗れた、引退を決意するも、「リングに忘れ物がある」と再びプロに復帰した。

「自分にとって(年齢的に)もう限られた戦いとなるので、11月3日はしっかり勝って、世界戦の舞台に行く目標へ進みたい」と語り、小西の印象については「世界戦を一度経験、26歳とボクサーで一番いい時期で技術、体力があるオールマイティーのボクサー」と評した。大学の最終年度だが、後期の授業はリモートになるため、名古屋には行かずにすみ、寝屋川石田で調整を続けていくといい、教員免許取得は来年以降に回してボクシングに専念する。高山は31勝12KO8敗、小西は17勝7KO2敗。

 試合はテレビ大阪がユーチューブとホームページ特設サイトで同時中継する。

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