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山中「最終的には倒す」 11.10両国国技館

2013年11月1日 16時14分

 WBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介(帝拳)が1日、都内のジムで練習を公開。11月10日、両国国技館に同級8位アルベルト・ゲバラ(メキシコ)を迎える5度目の防衛戦に向けて好調をアピールした。

いつも通りKO宣言をした山中

 公開練習で披露したスパーリングは2ラウンド。東洋太平洋S・フライ級8位のレイ・ペレス(フィリピン)を相手にキレのある動きを披露し、左ストレートを顔面に、ボディに、ビシビシと打ち分けた。

 ゲバラ戦の第一のポイントは2年ぶりとなる右構え対策だ。「スパーリングはいつも通り100ラウンドぐらいだけど、マスをする日を作るなどして右に慣れるようにした」と本人が言うように、まずは右に慣れることに重きを置いた。「山中の左は(左構えよりも)右に対して強くジャストミートする。今までより威力は強い」とは大和心トレーナー。万全の右対策に手ごたえを感じている様子だ。

声を上げながらミットに左を打ち込む山中

 第二のポイントはゲバラをいかにして倒すかだという。大和トレーナ―は挑戦者を「よけるのがうまく、常に動いている選手。今までで倒すのは一番難しいのではないか」と分析するが、そのゲバラを倒してこそ“ゴッドレフト”の異名を持つチャンピオンのプライドが満たされるというもの。山中は「序盤はなかなかパンチがあたらないかもしれないけど、つかまえる練習はしてきた。1発あたれば効くと思うので、最終的には倒してみせます」と余裕の表情だった。

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