あすWBC・S・ウェルター級挑戦者決定戦
ルービンとガウシャがサバイバルマッチ
2020年9月19日 10時13分
2020年9月18日 18時21分
元日本2階級制覇王者でフライ級世界ランカーの黒田雅之(川崎新田)が18日、川崎市産業振興会館で記者会見を開き、11月12日「フェニックスバトル」(後楽園ホール)で芦屋大出身のプロ3戦目、廣本彩刀(角海老宝石)とS・フライ級8回戦を行うと発表した。黒田は昨年5月の世界挑戦失敗以来のリングとなる。
34歳の黒田は昨年5月、2度目の世界挑戦でIBFフライ級王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に判定負け。進退を真剣に悩んでいたところ、新たな就職先が見つかり、これが現役続行を後押しした。
就職のきっかけを作ってくれたのが、川崎市の働き方改革事業で成果を上げていたストーリー株式会社(松尾実里社長)だった。人手不足が課題の中小企業と子育て主婦やスポーツ選手らをマッチングする事業を展開しており、これによって黒田は看護・介護サービス事業を手がける株式会社SOERUTE(山上剛史社長)に4ヶ月間のインターンシップをへて今年3月に正式採用された。
固定給がもらえるのはもちろん、プロボクサーであることが考慮され、週5日、朝から働いて2時すぎには仕事が終わる。試合前は2週間の休みをもらえるというから、コンビニでアルバイトをしていたこれまでとは大違いだ。
人生で初めて正社員を経験する黒田は「これからは(収入の心配がなく)ノビノビとボクシングできる。あとながいというのが強さにつながるのも分かるけど、生活が整ってプラスになると思う」と新しい環境を大歓迎した。
仕事の内容は高齢者のリハビリを介助する仕事で、「将来的には体を動かす全般を教えるような仕事をしたい」という黒田の希望ともマッチし、セカンドキャリアに向けた準備にもなるというから一石二鳥だ。
復帰戦の相手となる廣本はアマチュアのキャリアがあるとはいえ、昨年デビューしたばかりの23歳で戦績は2勝1KO。プロ41戦(30勝16KO8敗3分)の戦績を誇り、IBF6位、WBC14位につける黒田としては格の違いを見せつけたいところだろう。
また、この日の会見には黒田と同じパターンで就職先を決めたデビュー前の大石真之と白崎隼樹も同席。専修大を今春卒業し、黒田と同じ会社に就職したフェザー級の大石は10月22日、日体大出身で国体5位の実績を持つS・ライト級の白崎は10月のB級プロテストをへて11月にデビュー戦を迎える予定だ。
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