フィリピンの世界フェザー級王者候補マグサヨ苦戦
無名メキシカンに2-1判定で辛くも勝利
2020年10月4日 15時16分
2020年10月4日 14時47分
年間最高試合は決まり? ラスベガスで3日(日本時間4日)行われたWBC・S・ライト級挑戦者決定戦は超激戦。両者4度ずつノックダウンを喫するスリリングな攻防の末、WBC2位ホセ・セペダ(メキシコ=米)6位イバン・バランチェク(ベラルーシ)に5回2分50秒KO勝ちを飾った。
初回、元IBF・S・ライト級王者バランチェクが左でいきなり仕掛けヒートアップ。右で倒すと左右でダウンを追加。コーナーにペドロ・ディアス・トレーナーが陣取るバランチクが先制した。
サウスポーのセペダは2回、左アッパーで倒すがこれはスリップの判定。しかし左フックで倒して反撃の狼煙を上げる。ところがバランチェクの右フックで背中から落下。無観客試合が惜しいような派手な倒し合いとなる。
3回、今度はセペダの左3連打でバランチェクが前のめりにダウン。4回、バランチェクも左強打を返し、セペダも気の抜けない展開となる。ここでセペダの左フックが命中。リング中央にベラルーシ人は大の字。
興奮は続き5回、挽回を図るバランチェクの右フックでセペダはコーナーに腰が落ち、ケニー・ベイレス主審はカウントを適用。しかしラウンド終盤、セペダの左フックが炸裂。脚を折り曲げてリング中央に沈んだバランチェクはノーカウントでストップされた。
そのままリングに横たわり5分以上、介抱されたバランチェクは幸い大事に至らずドクターに付き添われて自力でリングを降りた。20勝13KO2敗。
自身も4度倒れたセペダは「すごい試合でいい経験を積めた。じっくり映像で振り返りたい」とコメント。WBC・WBO統一王者ホセ・ラミレス(米)との再戦を熱望した。
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