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あす河村真吾とOPBF・S・バンタム級王座防衛戦

IBF3位の勅使河原「何もさせず世界レベル見せる」 
あす河村真吾とOPBF・S・バンタム級王座防衛戦

2020年10月7日 16時26分

 あす8日、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」の計量が7日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのOPBF・S・バンタム級タイトルマッチに出場する王者の勅使河原弘晶(三迫)と挑戦者15位の河村真吾(ミツキ)がともにリミットの55.3キロで合格した。

 勅使河原(21勝14KO2敗2分)はWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を獲得後、クラスを上げてOPBF・S・バンタム級王者となり、これが4度目の防衛戦。8月に輪島功一スポーツジムから三迫ジムに移籍して初の試合を迎える。

 新型コロナウイルスで興行が自粛となった期間に三迫ジムでトレーニングをした縁で、以来、加藤健太トレーナーの指導を仰ぐ。教わったことは「ボクシングの全部」。相手のボクシングをいかに崩していくのか、今まで感覚でやっていたことを頭で理解し、意識して実行できるようになったという。

 また、同じく加藤トレーナーとタッグを組むWBC・L・フライ級王者、寺地拳四朗(BMB)の練習を間近で見て「世界チャンピオンは違う」と実感。かつては試合後、1ヶ月休んでいた男が「明日の試合があるのになんだけど、早く練習がしたい気持ち」と意識も大きく変わった。

 IBF3位、WBC7位にランクされるだけに、「明日は相手に何もさせず、勅使河原は世界レベルだなと感じてもらえる試合をします」と断言。中盤から後半にかけて試合を終わらせ、6試合連続のノックアウトで世界をアピールするプランだ。

勅使河原(左)と河村

 挑戦者のサウスポー河村(16勝8KO5敗4分)は「何でもできる万能の選手」とチャンピオンを高く評価し、それゆえに気合いを入れて準備を進めてきた。

 18年8月、OPBFフェザー級王者、清水聡(大橋)に挑戦して敗れて以降は白星なし。清水戦を含めて5戦で2敗3分の事実を正面から受け止め、「気持ちの面で練習から上げ切れていなかった。自信のなさというか、いききれずにドローになった」と反省をいかして練習からしっかり気持ちを作ってきた。

 ランキングで格上が相手だけに「どんな戦いというより、面白くなくても勝つボクシングを貫く。対策はない。我慢強く自分のボクシングを続ける」とふっきれたボクシングで下克上を成し遂げるつもりだ。

セミも注目、源(左)と中川の上位ランカー対決

 セミのS・フェザー級8回戦は日本上位ランカー対決。前日本フェザー級王者で現日本S・フェザー級5位の源大輝(ワタナベ)が4連勝中の日本同級4位、中川兼玄(三迫)と対戦する。源は昨年の日本同級王座決定戦で渡邉卓也(DANGAN AOKI)に敗れてからの再起戦。計量写真提供=三迫ジム

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