あす9日（日本時間10日）ラスベガスのMGMグランド・カンファレンスセンター（ザ・バブル）で開催されるトップランク興行の前日計量が現地で行われ、メインのWBOフェザー級王者決定戦に出場する同級1位エマヌエル・ナバレッテ（メキシコ）がリミットの126ポンド（57.15キロ）、同2位ルーベン・ビラ（米）が125ポンド（56.69キロ）で合格した。

　WBO･S･バンタム級王座を5度防衛した25歳、ナバレッテはバンタム級2冠王者の井上尚弥（大橋）戦をアピールして話題を呼んだ時期があったものの、タイトルを返上してフェザー級に進出。今回の一戦で2階級制覇を狙う。

　パンツを脱いで計量に合格したナバレッテは前日の記者会見で「122ポンド（S･バンタム級）を作るのはちょっと難しくなっていたけど、126ポンド（フェザー級）になったのでよりよい準備ができたと思う」とコメント。階級アップでパフォーマンスも向上すると自らに期待した。

　いまだ無敗（18勝5KO）の23歳、ビラはこれが世界初挑戦。「私はベストのルーベン・ビラが見たい。それを引き出してくれるのがナバレッテだと思う。私は126ポンドの優秀なボクサーであることを見せる」と不利予想を覆すことを約束した。

　王座決定戦は前王者シャクール・スティーブンソン（米）のタイトル返上によるもの。試合の模様はESPNで全米に中継される。Photo: Mikey Williams/Top Rank