井上尚弥対策に5人のスパーリング・パートナー
モロニーがラスベガス決戦に向け猛特訓
2020年10月14日 10時41分
2020年10月13日 20時39分
IBFフェザー級10位、日本同級2位の阿部麗也(KG大和)が13日、後楽園ホール「A-SIGN.Bee25 大和魂」のメインに登場。57.5キロ契約8回戦で日本同級7位の佐々木蓮(ワタナベ)に3-0判定勝ち。阿部は昨年9月、日本王座決定戦で佐川遼(三迫)に敗れて以来の試合に勝利した。スコアは77-75、78-74×2。
昨年2度日本タイトルを戦い、ドローと判定負けに終わったサウスポー阿部が1年ぶりの試合。トランクスに縫い込んだ「天才」を「凡才」にあらためて再起戦のリングに上がった。
ともにサウスポーでスピードが武器の両者は盛んにフェイントを掛け合いながら左ストレート、右ジャブを交換。2回に阿部の左カウンターが決めてダウンかと思われたが、ここで佐々木は強気に反撃。逆に3回は佐々木の左カウンターが決まり、阿部が一瞬グラついた。
4回は阿部が鋭い左ストレートを決めて再び優勢に立つ。5回以降、阿部は前に出てプレスをかけ続け、佐々木はカウンターで迎え撃とうとした。6回に左を決めた阿倍のプレスが効いてきて、佐々木は徐々にペースが落ちていく。
阿部は佐々木の左を何発かもらいながらも、終始圧力をかけて攻勢。打ち込むとクリンチに苦しんだが、文句なしの判定勝ち。およそ1年9ヶ月ぶりの勝利となった。阿部は20勝9KO3敗1分。佐々木は10勝6KO1敗。
阿部の話「3回にもらった左は効いた。あれしか狙っていないのは分かっていたけど、ちょいちょいもらったのはダメですね。1から4回まで削って後半にKOを考えていたけどうまくいきませんでした。もう半歩近い距離でも戦いたかったんですけど。
天才から凡才に降格して、ビシッと勝ったらまた昇格と思っていたけどダメですね。(日本タイトル戦で敗れた)佐川? チャンスがあればやりたいですけど、それにとらわれずチャンスがあればという感じです。今日の内容なので決まった試合をやっていきます」
◇S・フェザー級8回戦
遠藤勝則(角海老宝石)[TKO4回2分19秒]荒谷龍人(KG大和)
日本S・フェザー級14位の荒谷がリーチ差をいかして先制した。距離を詰めたい遠藤も前に出て2回は早くも打撃戦。どちらのパンチも当たりそうでスリリングだ。しかし3回早々、荒谷が右を打ち下ろして遠藤からダウンを奪った。
ここから荒谷が優勢だったが4回に逆転劇が待っていた。荒谷が遠藤にロープを背負わせたところに、遠藤に右がカウンターになって炸裂。荒谷は前のめりにキャンバスのダイブし試合終了となった。連敗の荒谷は13勝4KO9敗1分。歓喜の遠藤は3連続KO勝ちで7勝4KO3敗。
◇48.4キロ8回戦
石澤開(M.T)[TKO6回1分41秒]多打魔炸獅(TI山形)
日本ミニマム級2位の石澤と日本L・フライ級9位の多打が対戦。体格で上回る多打が初回から上下に打ち分け、石澤はそれをブロックしながらジャブを決める立ち上がり。石澤は2回に連打を見せたが、その後は多打がコツコツとパンチを当てて試合を優位に進めた。
元気がないように見えた石澤は6回にスパート。連打から右アッパーを決めて多打をキャンバスに転がすと、立ち上がった多打を攻めてストップ勝ちした。石澤は7勝7KO1敗。3連敗の多打は13勝8KO8敗3分。
◇L・フライ級6回戦
安藤教祐(KG大和)[3-0(60-54×3)]髙根秀寿(角海老宝石)
◇ライト級4回戦
ジョーカーリョウ(KG大和)[負傷判定4回2分26秒3-0(39-36×2、38-37)]尾形航(横浜光)
2024年12月5日 21時20分
2024年12月5日 21時13分
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2024年12月4日 6時34分
2024年12月4日 6時26分