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東洋太平洋王者 1.14注目の世界ランカー対決を語る

井上拓真戦の栗原慶太「勝てば僕のほうがデカい」 
東洋太平洋王者 1.14注目の世界ランカー対決を語る

2020年10月19日 10時50分

 来年1月に後楽園ホールで井上拓真(大橋)との大一番が決定した栗原慶太(一力)。拓真戦には保持するOPBFバンタム級王座がかけられるが、栗原に「守る」意識はまったくない。過去最大の一戦に臨む心構えを飯田さんが聞く。=ボクシング・ビート11月号より=

対談した栗原(右)と飯田さん

飯田 大きな試合というか、チャンピオンで挑戦を受ける立場だよね。でも相手はビッグネームで、どんな心境なの。

栗原 自分がチャンピオン、挑戦される側だなんて思ってないですね。なんなら東洋タイトルすらどうでもいいというか、タイトル戦の意識は頭の中にそんなにないですね。ただ単に井上拓真選手と戦う、それが12ラウンドだと。

飯田 お互い世界ランカー。要はこれに勝って世界へということだもんね。

栗原 はい。勝てば……たぶん僕のほうがデカいというか、大きくステップアップする試合になるでしょうし。負ければお互いに大きく後退するだろうし。

飯田 過去のタイトル挑戦の時も大きかったろうけど、それよりもデカいね。

栗原 何より拓真選手の知名度が相当に大きいですね。井上家があって、拓真選手自身にも知名度があるので。やはりボクサーにとって知名度はデカいと思います。

飯田 ぶっちゃけ、ニュースでも「井上拓真が挑戦する」となるものね。そのあたりはどう?

栗原 挑戦するのはこちらでしょう、と思ってしまいます。僕には守るという意識がまったくないですから。

飯田 チャンピオンのプライドというかさ、俺が王者なのになぜ相手の名前ばかり出るんだという気持ちはないの?

栗原 そういうのはないですね。

飯田 あ、そう?

栗原 ハイ。もともと僕はチャンピオンだから強いという考えでなく、東洋タイトルを持っていてもランキングにはもしかしたら僕より強い人がいるであろうし、それを決めていくのが防衛戦なわけです。だからそこ(強い相手との対戦)を避け続けていくことに僕はすごく違和感がありますし。それでチャンスに恵まれていない選手がかわいそうです。

飯田 公言してるものね、「日本の中で一番が世界に挑戦するべき」という考えなんでしょ。

栗原 この試合に勝てれば、国内バンタム級で尚弥選手をのぞいて一番に近づけるかなと思います。バンタム級の世界のトップ戦線に加われる資格をもらえるというか、それを自分でも感じられるんじゃないかなと思うんです。

飯田 実際、どんな試合になるだろう。

栗原 拓真選手は出入りのボクシングでスピードがあります。そしてフルラウンドを戦っていくという部分ですごく秀でているので、僕は僕で勝つためにはKOを狙いに行く展開になるかなと思っています。拓真選手は逆にKOされないように手を打ってくる、僕はKOするために手を打っていく。そんな試合になっていくかなと。

 対談記事全文は発売中のボクシング・ビート11月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます。→ https://amzn.to/3nI1T4r

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