井上尚弥は束の間のオフ ラスベガス決戦あと6日
露払い役のホープ 平岡アンディが合流
2020年10月26日 13時12分
2020年10月26日 10時07分
WBAスーパー・IBF世界バンタム級タイトルマッチまで1週間を切った。現在発売中のボクシング・ビート11月号は王者の井上尚弥(大橋)にチャレンジするジェーソン・モロニー(オーストラリア)のインタビューを掲載。モンスター撃破に燃えるモロニーの野望をお届けする。=ボクシング・ビート11月号より=
試合を全米に中継するスポーツ専門局メディアESPNは「モロニーが放つパンチの52%はボディブロー」というデータを流している。最新のバエス戦でもメキシカンのお株を奪うボディ打ちを披露。特に左フックのレバー打ちが武器となっていた。
また、ESPNのコメンテーター、元世界王者のティモシー・ブラッドリーは「インサイドの攻防でフィジカルが強い」とモロニーの長所を指摘。S・バンタム級上位ランカーだったバエスを負傷TKO勝ちながらストップしたことは、その裏付けとなるだろう。
モロニーは「バエスはとても大柄は選手だったけど、私はフィジカルに自信があった。それが自分の大きな資質。単なる体の大きさではなく、体力の勝負が私の取り柄」とアピールしている。
そしてモロニーは2018年にモスクワで開催されたWBSSのプレゼンテーションで井上に会ったときの印象を「もっとビッグな男を想像していたが、それほどでもなかった。体格で負けないからフィジカル勝負に自信がわいた」と話している。
このWBSSでモロニーはエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に1-2判定で敗れ、井上と戦う前に姿を消した。勝ち上がったロドリゲスは準決勝で井上に2回TKO負け。三段論法があてはまらないとしてもモロニーの不利予想は否定できない。その点をたずねるとモロニーはきっぱりと打ち消した。
「ノー、私はそう考えない。ボクシングは理屈とは無縁。スタイル・メイクス・ファイト。対戦相手によって勝負はどんな方向にも向かう。どんなことも起こりうる。ロドリゲス戦は2年前の出来事。私が井上より劣るとは断言できないよ」。
ではどうやって井上を攻略しようとしているのか。得意の左ボディがカギとなるのか?
「確かに左フックのボディ打ちは私が得意とするパンチだ。でもすべてのパンチが効果を発揮する。1ラウンドから特訓の成果を発揮したい。すべてのパンチを繰り出していく」
さらには井上とノニト・ドネアの激闘を振り返り「とてもエンタテインメントな試合だった。そして井上はダメージを負い、カットすることも判明した。グッドショットが決まればピンチに陥る。それまでも無敵のイメージを消したのがドネアだった。今、彼に挑戦できるのはラッキー。井上はスーパーマンだけど、あの試合で弱点を見せた」—。◎インタビュー=三浦勝夫
はたして特訓の成果がモンスターに通じるかは不明だが、モロニーは井上を下して、世界に衝撃を与えようと燃えていることは間違いない。モロニーの「野望を語る」は現在発売中のボクシング・ビート11月号で記事全文をごらんになれます。写真提供=大橋ジム
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