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ジム移籍で進化実感 練習では拳四朗とマス

吉田実代が12.13世界V2戦に決意表明 
ジム移籍で進化実感 練習では拳四朗とマス

2020年11月13日 17時21分

 WBO女子世界S・フライ級チャンピオンの吉田実代(三迫)が13日、リモート記者会見を開き、同日発表された挑戦者、奥田朋子(ミツキ)との2度目の防衛戦(12.13エディオンアリーナ大阪第2競技場)に向けて決意を語った。

リモート記者会見した吉田。後方に加藤トレーナー

 さらなる成長を求めて三迫ジム移籍を発表したのが8月下旬。緊急事態宣言下で「娘(5歳の実衣葉ちゃん)を家に一人にできないのでランニングも控えた」とは“闘うシングルマザー”らしいが、その分家の中でフィジカルトレーニングに精を出し、8月からは新天地でボクシングのイノベーションに励んできた。

 吉田の新しい参謀を引き受けたのが加藤健太トレーナー。WBC・L・フライ級王者の寺地拳四朗(BMB)の右腕にして、チャンピオンを多数輩出する三迫ジムで活躍する若手敏腕トレーナーの一人だ。

 その加藤トレーナーは「前に行く部分と距離を取る部分のメリハリをつけるようにしている。基礎的な部分は移籍してから伸びている。対策というより基礎の部分をしっかりやっていけば問題ない」と基礎を強調する。

 吉田本人は「スパーのときのメンタル、強弱の付け方、他の選手を見ているとうまく自分の体をコントロールできている。加藤トレーナーがそこを導いてくれる。そこをうまく調節できたら進化した動きを見せられると思う」と自らの成長を実感。拳四朗にマスをしてもらうなど、男子実力選手との対人練習でも刺激を受けているようだ。

 対戦相手の奥田はリーチがあり、機動力に優れた好選手だが、実績からいえばチャンピオンが上。吉田は「ベルトを渡す気はさらさらない。ここでつまずいているようでは世界の強豪とは戦えないのでしっかり防衛したい」と言葉に力を込めた。

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