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タイトル挑戦3度目で涙の戴冠

若狭与志枝が日本女子フェザー級新王者 
タイトル挑戦3度目で涙の戴冠

2020年11月13日 21時08分

「ホープフルファイトvol.33」が13日、後楽園ホールで開催されメインの日本女子フェザー級タイトルマッチ6回戦は、挑戦者3位の若狭与志枝(花形)が王者の三好喜美佳(川崎新田)に3-0判定勝ち。新チャンピオンに輝いた。三好は2度目の防衛に失敗。

若狭は3度目の挑戦で歓喜のタイトル奪取

 スパーリングを何度もして手の内を知り尽くした2人の対戦。パワーで上回る若狭が前に出て、三好が動きながら試合をコントロールしようとした。若狭は初回、左フックを決め、2回には右フックをヒットして三好にダメージを与えた。

若狭(右)はスタートから積極的に攻めた

 3回以降は三好がジャブ、右をコツコツ打ち込み、若狭が左右のフックを振り回して前進、ビッグパンチでアピールする展開。甲乙つけがたいラウンドが続いたが、最後まで足の動いた若狭に軍配が上がった。スコアは58-56×2、59-55。

 32歳の若狭は昨年、日本タイトル、OPBFタイトルに挑戦して失敗。3度目の挑戦でベルトを手にした。7勝2KO2敗。36歳の元OPBF3階級制覇王者の三好は15勝6KO13敗1分。

若狭の話「うれしいの一言。泣くと思わなかった。まさか号泣しちゃいました。会長からも1ラウンドからいけと言われていたので。ガンガン攻めていたのでポイントは取っているかなと思った。クリーンヒットもちょっとあったので勝っているんじゃないかという自信はあった。目標は世界チャンピオンになることです。いまはコーラを1本飲みたい!」

◇60.2キロ8回戦
川西真央(三迫)[TKO4回1分17秒]今井勝典(ワタナベ)
 川西と今井はともに慎重でアクションの少ない試合となった。3回にややピッチを上げた川西は4回に右ストレートを一閃。今井が崩れ落ちるとストップになった。2年ぶりの試合だった川西は7勝3KO4敗。4連敗の今井は6勝1KO13敗3分。

新富は3回から調子を上げてTKO勝ち

◇S・フライ級6回戦
新富凌(JBS)[TKO5回35秒]桜井昌幸(川崎新田)
 両選手とも積極的に手を出してスタート。新富は3回、右ストレート、左フックを打ち込んで優位に立つと4回も攻勢に出て桜井にダメージを与える。5回、新富が桜井をロープに押し込むとコーナーからタオルが投入された。4連敗から脱出の新富は5勝1KO6敗。桜井は4勝1KO14敗3分。

初陣を飾った白崎(右)

◇S・ライト級6回戦
白崎隼樹(川崎新田)[3-0(60-54、58-56×2)]大峯優真(ワタナベ)
 日体大出身の白崎がB級デビュー。白崎は初回からクリンチに苦しみながら、2回からアウトボクシングを試み、断続的に右を当ててポイントを獲得。大峯が真っ直ぐ前に出てクリンチが耐えなかったが、デビュー戦白星を飾った。兵庫・西宮香風高で選抜優勝経験を持ち、日大出身の大峯は昨年のB級デビューから3連敗。

◇S・フェザー級4回戦
村田零士(渡嘉敷)[TKO4回35秒]角田知浩(川崎新田)

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