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監督・演出・主演の男「僕が勝たないと面白くない!」

【動画あり】国内ライト級“主役” 伊藤雅雪が語る 
監督・演出・主演の男「僕が勝たないと面白くない!」

2020年11月15日 16時56分

 期待のライト級国内シリーズで主役を自任するのが伊藤雅雪(横浜光)だ。難敵三代大訓(ワタナベ)との対決を控える元世界チャンピオンは今から次のターゲットに吉野修一郎(三迫)を挙げるなど、ファンの興味をかき立てながら世界復帰に向けて精力的に仕掛けている。その姿はまるで“戦うプロデューサー”。盲腸で三代戦がずれ込んだのは計算外だったが……まずは12月26日が待ち遠しい! =ボクシング・ビート12月号より=

 本誌11月号の『ライト級特集』、対戦を見据える吉野修一郎と椎野大輝トレーナーの対談に自身のツイッターで反応した。

 《吉野選手のタイトルに全然興味ないよ》《ライトに上げた時に、吉野選手が今、国内1と言われているから、やろうよってだけで》《とりあえず、12・26終わるの、ちょっと待ってて》

 もともとネット記事の中の「吉野選手は挑むだけ」という伊藤の発言を受けての、吉野&椎野トレーナーの「チャンピオンはオレ」「ライト級のタイトルを持ってるのはこっち」の反論に応じたものだが、この男も黙っていなかった。

 《全員盛大に足元すくってやるぜ》

 年末12月26日、東京・墨田区総合体育館で伊藤と対戦が決まっている三代大訓である。

「エンターテインメントですからね。井上尚弥くんのようなリアルは大事で、あれこそが真髄ですけど、業界を盛り上げるには、こういうのも必要かなって思います。三代くんのツイッターもよかったですよね。僕も楽しいですし(笑い)」(伊藤)

 トーナメントの様相を呈し、自分が主役と主張し合うのは大いに結構。むしろ狙い通り。もちろん伊藤自身も主役の座を譲るつもりはさらさらない。だから、吉野に対して本誌を介し、あらためて「分かってねえなと思って」としっかり反論し返す。

「日本、東洋、WBOアジアですか。別にアジアのベルトはいらないし、あっても僕、防衛なんてしないですからね。これを終えたら、次はトップランクが抱えている中堅以上の、かなりの強豪とアメリカでやることになると思ってるし、それこそが僕にとってのチャレンジファイト。吉野戦、三代戦は、普通に乗り越えなきゃいけない試合ですよ。だから、何言ってんのっていう(笑い)」

 自分こそ、国内ライト級ウォーズの仕掛け人という自負がある。

「監督は、僕なんで。三代くんとはいい試合して、ちゃんと吉野選手とラスボス対決をして、アメリカの核に行く。ストーリーがあるじゃないですか。僕が勝たないと意味がないし、面白くないんですよ(笑い)」

 次々と仕掛ける元チャンピオン伊藤。注目の国内ライト級戦線は来月26日に開戦――。記事全文は発売中のボクシング・ビート12月号に掲載しています。アマゾンでもご購入いただけます。
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