May
06
Monday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

21°C Rain
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 英国ヘビー級対決 ジョイスが不利予想覆す 
期待のデュボアは10回KO負けで初黒星

英国ヘビー級対決 ジョイスが不利予想覆す 
期待のデュボアは10回KO負けで初黒星

2020年11月29日 10時25分

 28日(日本時間29日)ロンドン・ウェストミンスターのチャーチ・ハウスで行われた注目の英国人ヘビー級対決は、予想不利のジョー・ジョイス(WBO10位)がダニエル・デュボア(WBO2位)に10回36秒KO勝ち。デュボアが保持していた英国、英連邦王座と空位だった欧州ヘビー級王座を獲得した。

 初回、左ジャブを巧打したリオデジャネイロ五輪S・ヘビー級銀メダリストのジョイスに2回、23歳のホープ、デュボアがパワーパンチで押し込む。その後も優勢に進めるデュボアだが、ジョイスは合間に丹念にジャブをヒット。5回あたりからデュボアの左目の腫れが目立ってくる。

 それでも12歳年少のデュボアは前がかりに対応し中盤、リードを広げる。ここからジョイスはじわじわと反撃。8、9回とジャブがデュボアの顔面を捕らえる。迎えた10回、ジョイスの左ジャブが決まるとデュボアは腫れ上がった左目をグローブで押さえてヒザを着く。そのままレフェリーのカウントはテンに達した。

 初黒星の“トリプルD”ことデュボアは15勝14KO1敗。半ば試合を投げた形となった。一方、トップの3冠王者アンソニー・ジョシュア、WBC王者タイソン・フューリー(ともに英)挑戦の足掛かりをつかんだジョイスは12勝11KO無敗。リング上でアナウンスはなかったが、WBCシルバー、WBOインターナショナル・ヘビー級王座も手中に収めた。

Related article
関連記事