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51歳ジョーンズ「ボディ効いた」54歳タイソンに脱帽

タイソンvs.ジョーンズ 特別エキシビション 
51歳ジョーンズ「ボディ効いた」54歳タイソンに脱帽

2020年11月29日 14時51分

 往年のレジェンド、元統一ヘビー級王者マイク・タイソン氏と元4階級制覇王者ロイ・ジョーンズJr氏によるエキシビションマッチが28日(日本時間28日)、米ロサンゼルスのステープルズ・センターで行われた。

 エキシビションは2分8ラウンド、グローブは12オンス、公式のジャッジはなしで勝敗はつけないというルールで行われた。

 54歳のタイソン氏が上半身を揺らしながら前に出て、51歳のジョーンズ氏がガードを下げて足を使いながらジャブを突く。両雄とも見た目がずいぶんと老けたのは当然ながら、現役時代を思い出させるスタイルをリングで披露した。タイソン氏のボディ打ちがなかなかよく、ジョーンズ氏はクリンチで逃れながらラウンドを重ねた。

 50歳の両者だけに後半はさすがに疲れが見え、より息が上がっていたのはジョーンズ氏。タイソン氏はよく前に出てボディを打ち込み、見せ場を作って終了のゴングと聞いた。

 勝敗はつけないエキシビションであり、WBCが独自に出した3世界王者の“採点”もドロー。タイソン氏は「ドロー? みんなが喜んでくれたらそれでいいんだ。私はみんなを励ますために試合に出た」と上機嫌にコメント。「昔は3分でやっていたけど、今回の2分は3分のように長かった」と本音も口にした。

 ジョーンズ氏は「彼のパンチはすごかった。ボディへのパンチも効いた。アウトボクシングができなかった。ボディで体力を奪われた」と敗者のようなコメント。「今後もやる? いや、難しいかな。マイクのことは好きだけど」と苦笑い。

 両レジェンドともに思いはさまざまながら「エキシビションをしてみんなに元気を出してもらおう」という目的をはたして満足そう。タイソン氏は今後もエキシビションへの出場を望んでいる。

 54歳のタイソン氏の現役時の戦績は58戦50勝44KO6敗2無効試合。ラストファイトは2005年のケビン・マクブライド戦。51歳のロイ・ジョーンズJr氏は同じく75戦66勝47KO9敗。こちらは18年2月以来のリングだった。

 米メディアによると、タイソン氏のファイトマネーは1000万ドル(約10億4000万円)、ジョーンズ氏は300万ドル(約3億1200万円)。さらにペイ・パー・ビューのボーナスがつく。いくらかは不明だが、この多くがチャリティーとして寄付されるようだ。

人気YouTuberは元NBA選手をKO

 同じリングで行われた公式戦、クルーザー級8回戦は、元S・ミドル級、L・ヘビー級王者のバドゥ・ジャック(スウェーデン)がブレイク・マッカーナン(米)に判定勝ち。連敗中だった37歳のジャックは23勝13KO3敗3分。マッカーナンは13勝6KO1敗。

 人気ユーチューバー、ジェイク・ポールと元NBA選手ネイト・ロビンソン(ともに米)は、ポールが2回1分35秒TKO勝ち。ポールは初回終盤、ロビンソンが突っ込んっできたところに右フックを打ち下ろしてダウンをゲット。2回にも右で2度ダウンを奪って試合を終わらせた。ポールは2勝KO。ロビンソンはデビュー戦黒星となった。

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