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元近大監督の浅井大貴は無念、デビュー戦黒星

“浪速の狂拳”亀田京之介が移籍初戦TKO勝ち 
元近大監督の浅井大貴は無念、デビュー戦黒星

2020年11月28日 23時52分

 ハラダジム主催の「ファイテイングビートボクシング」が28日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で行われ、メインのフェザー級7回戦は、2019年東日本同級新人王の亀田京之介(22=ハラダ)が元近大ボクシング部監督でプロ入りした浅井大貴(31=オール)に2回TKO勝ちして関西デビューを飾った。

 セミの53キロ8回戦は、芦屋大出身でプロ3戦目の廣本彩刀(23=角海老宝石)が日本フライ級9位の那須亮祐(25=グリーンツダ)に判定勝ち。50.3キロ6回戦は、浅海勝太(26=ハラダ)が19年全日本S・フライ級新人王で同級14位、表祥(25=SFマキ)を判定で下した。

亀田は得意のカウンターで試合を決めた

◇フェザー級6回戦
亀田京之介(ハラダ)[TKO2回39秒]浅井大貴(オール)
浅井がアマ通算61勝33RSC16敗のキャリアを生かし、ジャブを主体に組み立てるかに見えたが、大阪市住吉区出身で地元に戻った亀田は2回に強打を発揮した。開始早々、浅井がコーナーに詰めようとしたところに亀田の右ストレートが浅井のあごを打ち抜いた。ぐらついた浅井に左右の連打を見舞い、最後は左フックを決めると浅井は前のめりにダウン、主審がカウント途中で試合を止めた。亀田が「浪速の狂拳」ぶりを存分に発揮した。

「亀田三兄弟のいとこなので、いいところも悪いところも注目されますが、きょうは文句ない勝ちで京之介の名前をアピールしたかった」とアマ社会人連覇を果たした浅井を倒した亀田の口調は滑らかそのもの。

「1回は様子を見たが、相手が力んでいるのがわかった。ロープにくっつかない感じで下がって右ストレートを打ち込んだ。十分手ごたえがあり、立ってこれないと思った。ハラダジムに移り、すぐに地元大阪の試合を組んでもらい、しかもメインとあって亀田ファンにたくさん来ていただいた。アンチ亀田のファンもいたと思うがアンチも歓迎です。2回で終わらせることができてよかった。ジムのみなさんのおかげです」とファンやジムに感謝した。

これからを問われると、亀田は「24歳ぐらいには世界へ行きたい。そのために来年は強い選手を倒していって国内のベルトを巻きたい」とでっかい抱負を語った。亀田は6勝5KO2敗1分。

敗れた浅井は「これでやめることはない。彼の方が強かった。再戦したい」と悔しさをにじませながら語った。

◇53キロ8回戦
廣本彩刀(角海老宝石)[2-1(79-73×2、74-78)]那須亮祐(グリーンツダ)

◇50.3キロ6回戦
浅海勝太(ハラダ)[3-0(59-55×3)]表祥(SFマキ)

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