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前日本王者の永野祐樹 初回TKOで再起

ホープ中野幹士 初メイン、初ダウン、初判定勝ち 
前日本王者の永野祐樹 初回TKOで再起

2020年12月5日 20時29分

「第597回ダイナミックグローブ」が5日、後楽園ホールで開催され、メインの58.5キロ契約8回戦は、アマ7冠のOPBFフェザー級8位、中野幹士(帝拳)が佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)に3-0判定勝ち。デビューから5連勝(4KO)をマークした。

 セミのウェルター級8回戦は、前日本同級王者で現日本2位の永野祐樹(帝拳)が同15位の安藤暢文(高崎)に初回TKO勝ち。2月に小原佳太(三迫)に敗れて王座陥落して以来の試合に勝利した。

中野(右)は後半、佐伯を追い詰めた

◇58.5キロ8回戦
中野幹士(帝拳)[3-0(78-73×3)]佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)
 ホープ中野が初のメインイベンターでプロでは初の日本人対決。互いに距離を取る静かな立ち上がりから、中野がジワジワと上背で勝る佐伯にプレッシャーをかけていった。中野の左は速く、佐伯の右もなかなか鋭い。中野は3回、左ボディで圧力をかけ、左のダブルを顔面に打ち込むなど優位に立ったが、ラウンド終盤、下がったところで佐伯の右を食らってダウンした。

3回にダウンを喫した中野

 佐伯は4回からカウンター狙いを徹底。これを攻めあぐねる中野は6回に攻勢を強め、左ストレート、右フックで佐伯に迫った。7回はさらに佐伯を攻め立てるが、佐伯もクリンチしながらカウンターを狙って勝負をあきらめない。最終回は中野が佐伯を追い込みながら、佐伯が粘り抜いた。中野は5勝4KO。佐伯は7勝1KO4敗1分。

中野の話「ダウンは体が開いたところにポーンともらってバランスを崩した。つなげるとき、パンチがあたったときに体が浮いてしまって、そこは粟生さん(トレーナー)にも良くないと言われた。KOチャンスがあった? チャンスがあったからこそ大きく振ってしまった。イライラしてしまったところもあった。悪いところを修正できるようにがんばりたい」

永野は右フックで安藤を仕留めた

◇ウェルター級8回戦
永野祐樹(帝拳)[TKO1回2分32秒]安藤暢文(高崎)
 サウスポー対決。スタートは安藤が動きながら手数を出し、積極的な姿勢を示したが、永野のプレスが効いてほどなく接近戦に。永野が左を打ち下ろして効かせて優位に立つと、最後は右フックで安藤がグシャリ。カウント途中でストップとなった。再起成功の31歳、永野は18勝13KO3敗。32歳の安藤は3連敗で6勝3KO11敗2分。

永野「どうしても勝たなくてはいけなかったので結果が出てよかった。左は意識してるけど、右は自然に出たパンチ。次負けたら終わりなので、次にチャンピオンになるまで勝ち続けたい。これからは迷うことなく自分の左ストレートを打ち込むスタイルを貫きたい」

坂下(右)は17歳でデビュー戦勝利

◇ウェルター級4回戦
坂下広併(横浜光)[3-0(40-36×2、39-37)]千田安殊(富士山ネクサス)

◇ライト級4回戦
ダイナマイト髙橋佑太(RK蒲田)[3-0(38-37×3)]平床聖也(KG大和)

◇65.5キロ4回戦
橋本拓海(帝拳)[3-0(39-37×2、40-36)]後藤宗士(とよはし)

◇56.5キロ4回戦
石森憲士朗(RK蒲田)[KO2回39秒]田中智成(横浜光)

◇51.5キロ4回戦
川村栞汰(KG大和)[TKO1回1分45秒]中山弘陽(八王子中屋)

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