12日（日本時間13日）米ラスベガスでWBOインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦に臨むWBO同級14位の中谷正義（帝拳）が現地時間9日、MGMグランドで対戦相手のフェリックス・ベルデホ（プエルトリコ）、メインに出場する前WBOフェザー級王者シャクール・スティーブンソン（米）らと記者会見を行った。

　帝拳ジムによると、昨年7月のテオフィモ・ロペス（米＝現ライト級4冠王者）以来のリングとなる中谷は「トレーニングはしっかりできている」とブランクの不安を一蹴し、ロペス戦の反省を踏まえて「強いパンチ、ポイントになるパンチが少なかったと思うので、海外の試合ではもっと使っていきたい」とコメント。KOを狙ってリングに上がる。

　一方、スター候補と注目されながら18年3月に不覚の敗北を喫し、そこから4連勝で這い上がってきたベルデホは「100パーセントのコンディションをつくってきた。リングに上がればどうなか分からないが、自分の持っている力をすべて出し切りたい」と必勝を誓った。

　帝拳ジムに移籍して心機一転の中谷（18勝12KO1敗）と、今回の試合からイスマエル・サラス・トレーナーとのタッグを組み、新境地を切り開こうとしているベルデホ（27勝17KO1敗）。今年最後のトップランク興行でどんな試合を見せてくるのか楽しみだ。

　なお、メインではスティーブンソンがトカ・カーン・クラリー（米）とS･フェザー級進出第2戦を行う。試合の模様はWOWOWで14日放送。メンバーズオンデマンドで13日（日）昼12時ごろから先行ライブ配信がある。　写真提供＝帝拳ジム