日本女子ミニマム級 成田佑美が初防衛
元世界王者の山中竜也さん妹、菫が初陣飾る
2020年12月13日 17時03分
2020年12月13日 16時43分
あす14日後楽園ホールでゴングとなる「SLUGFEST」の計量が13日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインのS・フライ級3冠戦に出場する日本同級王者の中川健太(三迫)が52.0キロ、WBOアジアパシフィック王者の福永亮次(角海老宝石)がリミットの52.1キロで合格した。試合はOPBF同級王座決定戦も兼ねる。
ともに強打を秘めるサウスポーのパンチャー対決。今年2月、フローイラン・サルダール(フィリピン)との激闘を制してWBOアジア王座を獲得した福永は「お互い30代半ばで負けたほうが引退になってしまうような試合。だから熱い試合をしたい」と決意を口にした。
34歳の福永は35歳の中川のことを「三迫ジムに行ってボクシングがうまくなった」と評する。そもそもサウスポーは「めっちゃ苦手」。それでも中川との試合を見据え、サルダール戦が終わってからはサウスポーとだけスパーリングを行い、数は決して多くないものの中身の濃い練習で中川対策を積み重ねてきた。
12勝12KO4敗の数字が示すように決着はKOというのが福永の流儀。「あしたは必ず倒しきって3冠を獲ります」と言葉に力を込めた。
日本王座に2度就き、今回が日本タイトルの2度目の防衛戦。IBF12位にランクされキャリアでは福永を上回る中川だが、「リスクの大きな試合。勝つか負けるかでボクサー人生が新たなスタートになるか、悪い終わりになるのか、そういうレベルの試合になると思うので非常に危機感がある」と引き締まったコメントを口にした。
こちらも対サウスポーは「正直、得意ではない」というのは面白いが、「パンチも気持ちも強い」という福永の対策はしっかり立ててきた。そして「前半から強気で来ると思うので、そこで弱気にならないように。そこのギリギリのところから抜け出していけたらいいと思っている」と試合をイメージする。
ともに30代半ば、ジムを移籍してタイトルを獲得した点など共通点の見られる2人。あすはボクシング人生のすべてをぶつけ合うような熱い試合が繰り広げられそうだ。勝者はヘビー級の藤本京太郎、S・ウェルター級の井上岳志(ワールドS)、ライト級の吉野修一郎(三迫)に続く4人目の日本、OPBF、WBOアジアの3冠王者となる。
あすはセミの日本S・ライト級3位、岡田博喜(角海老宝石)と日本ライト級6位、富岡樹(REBOOT.IBA)のS・ライト級8回戦も注目カード。元日本、WBOアジアパシフィック王者で、アメリカで連敗した31歳の実力者、岡田(19勝13KO2敗)が23歳にして実力者とのタフな試合を重ねる富岡(7勝2KO3敗1分)を迎えて再起戦を行う。写真提供=角海老宝石ジム
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