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最優秀選手賞を35年ぶりに2人選出

リング誌の年間MVPはフューリーとロペス 
最優秀選手賞を35年ぶりに2人選出

2020年12月22日 10時12分

 1922年創刊のアメリカの老舗ボクシング雑誌「ザ・リング」が2020年の年間最優秀選手賞を発表。WBCヘビー級王者のタイソン・フューリー(英)とライト級4冠王者のテオフィモ・ロペス(米)を選出した。

ライト級のロペス(左)とヘビー級のフューリー

 フューリーがその強さを見せつけたのは2月のラスベガスだった。18年12月に引き分けたWBC王者デオンテイ・ワイルダー(米)と対戦。初回から強打のワイルダーを圧倒すると3回と5回にダウンを奪って7回TKO勝ち。ヘビー級3強の一角、ワイルダーにセンセーショナルな勝利を収めたことでクラスナンバーワンの評価を不動のものとした。

 つい数年前まで最も期待される選手という位置づけだったロペスは昨年12月にIBFライト級王者を獲得すると、勢いに乗って2020年はクラス最強の3団体王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を標的に定めた。

 10月にラスベガスで行われた4団体統一戦は、ロペスが不利予想を覆し、パワフルなアタックでロマチェンコを封じて3-0判定勝ち(119-109、)。23歳のロペスが難攻不落と覆われたロマチェンコを破ったことは世界を驚かせた。

 リング誌が年間最優秀選手を2人選ぶのは久しぶりのこと。1985年にマービン・ハグラーとドナルド・カリー、81年にシュガー・レイ・レナードとサルバドール・サンチェス、72年にモハメド・アリとカルロス・モンソン、34年にトニー・カンゾネリとバーニー・ロスが選ばれている。年間最高試合など残りの賞は後日発表される見込み。

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