高橋竜也が日本ランカー対決に辛勝
2019年1月25日 21時08分
2019年1月25日 17時16分
WBO・S・ウェルター級3位の井上岳志(ワールドスポーツ)が現地時間26日、米ヒューストンのトヨタ・センターで王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑戦する。
S・ウェルター級は世界的に層が厚く、数々のスター選手を生み出してきた。ゆえに多くの世界王者が誕生している軽量級とは異なり、長らく手の届かなかった階級でもある。S・ウェルター級における日本人選手の歴史を振り返ってみよう。
◇S・ウェルター級日本人世界王者
輪島功一 WBA・WBC(1971年10月~74年6月=V6)、WBA・WBC(75年1月~75年6月)、WBA(76年2月~76年5月)
工藤政志 WBA(1978年8月~79年10月=V3)
三原正 WBA(1981年11月~82年2月)
石田順裕 WBA暫定(2009年8月~10年10月=V1)
S・ウェルター級がJ・ミドル級と呼ばれていた1970年代、日本でも多くの世界タイトルマッチが行われた。主役は輪島だ。王座を獲得したカルメロ・ボッシ(イタリア)戦で“かえる跳び”を披露して一躍人気者となり、王座陥落後も2度返り咲き“炎の男”の異名もついた。
輪島に先立つこと2年前、元日本、東洋太平洋王者の南久雄がWBA・WBC王者フレディ・リトル(米)に挑み、敗れれていることも書き記しておこう。これが日本人初のS・ウェルター級世界挑戦である。
77年6月、輪島はエディ・ガソ(ニカラグア)に敗れて引退に追い込まれるが、翌78年8月、そのガソから王座を奪ったのがレスリング出身の工藤である。1981年11月には、三原が米ニューヨーク州ロチェスターでロッキー・フラット(米)とのWBA同級王座決定戦を制して戴冠した。
しかしこのあと、S・ウェルター級は長く日本人選手には手の届かない階級となった。三原から石田までの27年間で、このクラスの日本人世界挑戦者は一人だけ。92年12月、アルゼンチンに乗り込んだ上山仁はフリオ・セサール・バスケスと空位のWBA王座を争い、無念の初回KO負けに終わっている。
次に世界戦の舞台に立つのは17年8月、4階級制覇のスター、ミゲール・コット(プエルトリコ)に挑戦する亀海喜寛まで待たなければならなかった。
数えてみるとS・ウェルター級で世界戦のリングに上がった日本人選手は、前述の7人に三迫将弘、龍反町を加えた9人。井上は10人目ということになるが、もちろん目指すは5人目の世界王者だ。
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