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WBA・L・フライ級スーパー王者の京口に照準

高山勝成が4年ぶり復帰戦勝利 難敵の小西下す 
WBA・L・フライ級スーパー王者の京口に照準

2020年12月28日 1時02分

 元世界ミニマム級王者の高山勝成(37=寝屋川石田)が27日、エディオンアリーナ第2競技場「クラッシュボクシング」で4年3ヶ月ぶりの復帰戦を行い、元日本ミニマム級王者でWBC世界L・フライ級11位の小西伶弥(27=SUN-RISE)に3-0判定勝ち。

 高山はプロ引退、アマ転向で東京オリンピック出場を目指して断念、プロに復帰しての勝利。小西は昨年5月、IBF・L・フライ級王者フェリックス・アルバラード(ニカラグア)戦に続く敗戦となった。

高山(右)は軽快なフットワークが光った

◇Lフライ級6回戦
高山勝成(寝屋川石田)[3-0(60-54、59-55×2)]小西伶弥(SUN-RISE)
 高山が華麗なフットワークで4年3カ月ぶりのプロ復帰戦を飾った。立ち上がりから前後左右に動き、小西のボディへストレートパンチをヒット。小西も高山の動きに対応して打ち返すも、高山を後退させることはできず。2回、3回と高山のボディ攻撃は続き、小西は右フックをかえすものの高山の上体の反応がよく、空を切るシーンが目立った。

 4回も小西が追う展開になるも高山のフットワークは衰えず、右のカウンターも決めた。終盤も高山は小西に的を絞らせず、最終6回は右フックでぐらつかせるなど、高山のワンマンショーだった。世界ランカーの小西を破った高山は「WBAのタイトルを狙いたい」と来年はWBA世界L・フライ級スーパー王者、京口紘人(ワタナベ)に照準を合わせる。高山は32勝12KO8敗、小西は17勝7KO3敗。

ホープ前田は2回TKO勝ち

◇フェザー級6回戦
前田稔輝(グリーンツダ)[TKO2回1分16秒]大久保海都(寝屋川石田)
 グリーンツダのホープ、19年全日本フェザー級新人王の前田が立ち上がりからジリジリプレッシャーをかけて、2回にロープに詰めたところに左ストレートを浴びせた。あごに受けた大久保は大の字にダウン、カウント途中で試合はストップ。前田のシャープなパンチが光った。前田は6勝4KO。大久保は5勝2KO2敗。

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