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あすWBO・S・フライ級戦いよいよゴング!

井岡一翔が格の違いか、田中恒成が世代交代か 
あすWBO・S・フライ級戦いよいよゴング!

2020年12月30日 15時08分

 あす大みそか、大田区総合体育館でゴングとなるWBO世界S・フライ級タイトルマッチの計量が30日都内で行われ、2度目の防衛戦となるチャンピオンの井岡一翔(Ambition=写真右)と、指名挑戦者の田中恒成(畑中=同左)がともにリミットの52.1キロで合格した。PCR検査は既にクリアしている。

 計量を終えてオンライン会見に臨んだ井岡は終始リラックスした様子。隔離先のホテルでは妻の作ってくれた炭水化物中心の食事を取るそうで、「家族や陣営のサポートがあって無事計量を終えてあす試合ができるのは良かったと思う」と笑顔を見せた。

 対面した田中について「何か感じたか」と問われると、「まったくというか、見下してるとかいう気持ちはないですけど、存在は気にしていないです」と井岡らしい答え。

 日本選手初の4階級制覇を達成し、世界タイトルマッチは国内歴代最多の20試合目。だからこそ井岡はチャンピオンとしてレベルの違いと格の違いを証明すると言い続けてきた。この日も「(プレッシャーや不安は)まったくないですね。すべてはあす試合をして証明するだけだと思っているので、だれがチャンピオンなのかを証明します」と涼しげに言ってのけた。

 田中はS・フライ級に上げて最初の試合で世界最速となる4階級制覇がかかった大一番を迎える。計量後は「力がみなぎっている」と減量苦から解放され、コンディションが抜群であることをこの日もアピールした。

 井岡が「格の違い」を強調してきたのに対し、田中がアピールしてきたのは「世代交代だ」。田中は「日本のボクシングのレベルっていますごく高いと思うので、自分が4階級制覇をしてボクシング界を引っ張ってきたい。超実力派の新時代。引っ張っていく覚悟はできています」と新時代の到来を予告した。

 試合の模様はあす31日午後6時からTBS系列で全国生中継される。動画配信サービスのParaviでもライブ配信される。写真提供=Ambitionジム

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