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快勝の田中恒成戦を振り返る

V2の井岡一翔「最初から余裕を持って戦えた」 
快勝の田中恒成戦を振り返る

2020年12月31日 20時12分

 WBO世界S・フライ級王座の2度目の防衛に成功した井岡一翔(Ambition)が試合後にオンラインで記者会見。最強挑戦者とみられた田中恒成(畑中)に快勝した試合を振り返った。

――素晴らしい試合でした。

井岡「有言実行で良かったと思います。ボクシングの幅だったり、組み立てだったり、自分がどういうふうな展開になってもすべて上回っているという自信を持って挑んだので、あとは気持ちに余裕を持って戦おうと思った」

――左目が腫れましたね。

井岡「2ラウンドの終わり際に右ストレートをもらって思ったよりも伸びてきたので、予想外というかしっかりもらってしまった。それで目が見えづらくなってしまいました。

――やろうとしたことで一番できたことは?

井岡「余裕を持って戦えました。最初から余裕を持って距離とポジションで相手に合わさず自分のボクシングができた。それがラウンドを重ねるごとにはまっていった感じです」

――初回にいきなり右ストレートをもらったけど?

井岡「右ストレートに左フックを当てられると思って出してしまった。もらった瞬間に間違えたと思った。中田選手は右ストレートがいいのは分かっていたので、気をつけてはいたんですけど。あのタイミングでフックを出せばもらうことは分かっていた」

――これまで強気な発言を繰り返してきたけど?

井岡「ここで僕が日本人初の4階級制覇として彼に4階級制覇させちゃいけなと思ったし、格が違うと思っていたことは本音なので。言ったら実行あるのみなので実行できてよかった」

――リングの上で田中と何を話したのか。

井岡「田中くんが完敗です、歯が立たなかったですというニュアンスのことを言ってきたので……。僕は終わりに近づいてきていると思うし、彼はまだ25歳でこれからの選手でこれから日本ボクシング界を引っ張ってくれる選手の一人だと思うのでがんばってくれと伝えました」

――試合を通してどんなことを伝えられたか。

井岡「拳の重みですかね。背負っているものだったり、彼も背負っているものはあると思いますけど、勢いだけでは勝てないという経験だったり、経験を重ねている分、拳の重みが違うと思います」

――2021年の抱負を聞かせてください。

井岡「前回と今回が指名試合で1位の選手に勝ったので統一戦がやりたい。3月にロマゴンとエストラーダと対戦するのでその勝者と対戦したい」

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