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“格の違い”見せつけWBO・S・フライ級V2
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2020年12月31日 木曜日

井岡一翔が田中恒成に8回TKO勝ち 
“格の違い”見せつけWBO・S・フライ級V2

 WBO世界S・フライ級タイトルマッチが31日、東京・大田区総合体育館で行われ、チャンピオンの井岡一翔(Ambition)が指名挑戦者の田中恒成(畑中)に8回1分35秒TKO勝ち。2度目の防衛に成功した。観衆は2057人。

井岡は8回に田中をストップ

 19年に日本初の世界4階級制覇を達成した井岡と、オスカー・デラホーヤの24戦を抜く世界最速のプロ16戦目で4階級制覇を狙う田中の対決。「格の違い」を見せつけたい井岡と「世代交代」を宣言した田中が激突した。

 スタートは25歳の田中が持ち前のハンドスピードと出入りのスピードの速さで先制した。鋭いワンツーをいきなりヒットし、積極的なボクシングを見せる。しかし井岡もしっかり対応し、近距離でコンビネーションを打ち込んで流れを渡さなかった。

 S・フライ級に上げて初戦の田中のスピードは目を見張るものがあったが、井岡が冷静に対処して徐々に圧力を強めてペースを引き寄せにかかる。

 迎えた5回、試合が大きく動いた。ラウンド終盤、近距離の攻防で井岡が左フックを放つと、これが相打ちのタイミングでカウンターとなって田中を直撃。田中がバッタリとキャンバスに沈んだ。

 これで余裕が出た井岡は6回、ジャブでさらに試合をコントロールし始める。田中はあとがないとばかりに懸命に攻めるが、田中の焦りと井岡の余裕ぶりがコントラストを描く。中盤、5回と同じように左フックのカウンターが決まり、田中が2度目のダウンを喫した。

 田中はここから懸命に追い上げようとするものの、井岡との差は広がるばかりだ。8回、井岡の左フックが再び決まり、田中が大きくグラつくと染谷レフェリーが田中を救った。井岡は26勝14KO2敗。初黒星の田中は15勝9KO1敗。

井岡の話「僕からしたらサプライズの試合ではなかったですが、格の違いを見せつけるとずっと言い続けてきたので、男として口だけで終わるわけにはいかなかった。王者として結果で証明できてよかった。僕はあとどれくらいボクシングを続けられるか分からないけど、彼はこれからのボクシング界を背負っていく選手。彼と拳を交えていい経験になった」。

 また、2回に左目にパンチをもらい、二重に見えるようになったことも明かした。今後はWBAスーパー王者のローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)やWBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダら他団体王者との統一戦を目指す。ゴンサレスとエストラーダは3月に対戦予定。

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