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井上尚弥、岩佐亮佑、村田諒太やいかに
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2021年1月5日 火曜日

日本人世界王者の2021年を占う Part2 
井上尚弥、岩佐亮佑、村田諒太やいかに

 2021年が幕を開けた時点で男子の日本人世界王者は7人いる。20年はコロナ禍で停滞を余儀なくされたチャンピオンが多かっただけに、21年は大いに暴れたいと思っているところだろう。日本人世界王者の2021年を占うパート2―。

井上尚弥

 WBAスーパー・IBFバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は昨秋、ラスベガスでジェーソン・モロニー(オーストラリア)に快勝して防衛テープをひとつ伸ばした。当初は目標とする4団体統一に向けて4月にWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と対戦する予定が、新型コロナウイルスの影響で延期となり、カシメロが方向転換したこともあって実現しなかった。

 21年も目標は変わらず4団体制覇だが、他団体ベルトの行方がいまひとつ読めないところがあり、情勢は流動的だ。WBCは正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)がコロナ感染で戦線離脱すると、ノニト・ドネア(フィリピン)とエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)による王座決定戦を承認した。

 ところがドネアがコロナで離脱(その後の検査で陰性)し、ロドリゲスはレイマート・ガバリョ(フィリピン)との暫定王座決定戦という運びになった。これにガバリョが2-1判定で勝利したものの、「明らかにロドリゲスが勝っていた」との声も多い議論を呼ぶ判定になった。

 ウバーリはガバリョとの対戦が義務づけられているが、暫定王座戦の不可解判定もあって、これがいつ実現するかは不明だ。井上が他団体チャンピオンとの統一戦をすぐにできない場合は、IBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との指名防衛戦に臨む可能性もあるだろう。

岩佐亮佑

 IBF・S・バンタム級暫定王者の岩佐亮佑(セレス)は19年12月、アメリカでマーロン・タパレス(フィリピン)を下して暫定王座を獲得したあと、ずっと正規王者との“統一戦”を待ち望んでいるが、なかなか実現できない状態が続いている。

 IBF・S・バンタム級は20年1月、ムロジョン・アカマダリエフ(ウズベキスタン)がWBAスーパー・IBF王者のダニエル・ローマン(米)に競り勝って2冠を獲得。いまのところ初防衛戦の予定は発表されていない。

村田諒太

 WBAミドル級王者の村田は19年12月、スティーブン・バトラー(カナダ)に5回TKO勝ちで初防衛を成功させたのが最後の試合だ。バトラー戦後は、標的をビッグネームのサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)、元3冠王者で現IBF王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に絞った。

 その後、カネロは主戦場をS・ミドル級にしたこともあって村田からは遠ざかった印象。一方のゴロフキンは大いに脈がありそう。すぐにビッグマッチができないのであればまずは別の相手と防衛戦を行うことになるだろう。
=おわり=

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