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3度目挑戦の渡邉卓也「日本王座にこだわる」

日本Sフェザー級王者坂晃典「倒しにいかずに倒す」 
3度目挑戦の渡邉卓也「日本王座にこだわる」

2021年1月21日 17時48分

 日本S・フェザー級タイトルマッチが22日、後楽園ホール「DANGAN」のセミで行われる。日本ボクシングコミッションで実施された前日計量で、王者の坂晃典(仲里)と挑戦者1位の渡邉卓也(DANGAN AOKI)はともにリミットの58.9キロで合格した。

王者の坂(左)と挑戦者の渡邉

 日本タイトル2階級制覇の坂(28=20勝17KO5敗)は19年12月、末吉大から奪った王座の初防衛戦。1年2ヶ月ぶりの試合となるが、「試合間隔があくのは怖かったけど、やっぱりボクシングは肉体的にも精神的にもダメージがたまる。いいクールダウンになったと思う」とブランクを前向きにとらえている。

 強打を武器に勝っても負けてもKOが魅力の坂だが、この1年で「打たせないで打つ」という理想のボクシングを磨いてきた。計量やホテルのエレベーターで会った渡邉の姿を見て「余裕がある。戦ってみたらなんかあるんやろうな」と警戒しながらも、「自分はまだ先が見たいので、ここで変な試合はできない。倒しにいかなくても倒せるところを見せたい」と成長した姿を見せて初防衛を成し遂げようとしている。

 挑戦者の渡邉(31)はキャリア47戦(37勝21KO9敗1分)を誇り、これまでにWBOアジアパシフィック王座や海外で地域タイトルを獲得してきた。それでも「日本タイトルには特別な思いがある」というのが正直な気持ち。今回の試合にかける思いは強い。

 かつて日本S・バンタム級王者だった渡辺純一にあこがれたという渡邉は12年にフェザー級で天笠尚、15年に細野悟に挑戦しながらいずれも判定負け。「いくべきところで攻めていけなかった」と後悔の残る敗戦だった。

 それだけに今回のテーマは「中途半端なことはしない」。持ち前のスタミナと手数でパワーの坂を攻略するつもりだ。

 あすの試合は17時開場、17時35分試合開始。試合の模様は動画配信ボクシングレイズでライブ配信される。ゲスト解説はOPBF・S・バンタム級王者の勅使河原弘晶(三迫)とOPBF・S・フェザー級王者の三代大訓(ワタナベ)。

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