古橋岳也は9回TKO勝ち 日本S・バンタム級新王者に
久我の強打に耐えて最後に劇的逆転
2021年1月22日 20時05分
2021年1月22日 19時16分
日本S・フェザー級タイトルマッチが22日、後楽園ホール「DANGAN238」で行われ、WBO14位にランクされるチャンピオンの坂晃典(仲里)が挑戦者1位の渡邉卓也(DANGAN AOKI)に6回2分45秒TKO勝ち。初防衛に成功した。
末吉大から王座を奪った坂が初防衛戦で元WBOアジアパシフィック王者の渡邉を迎えた。ジャブの差し合いから試合はスタート。2回、坂がイン、アウトから右を決めて渡邉を攻めた。パンチ力で上回る坂は3回もジャブ、右を決めるが、渡邉もジャブで坂に鼻血を出させ、試合の流れが王者に傾きかけるのを食い止めた。
坂は4回に偶然のバッティングで左目上部から出血。5回にドクターチェックが入ったあと、坂がスパートするが、渡邉はジャブとボディ打ちで応戦して踏みとどまる。5回を終わっての採点は3者ともに49-46で坂のリードとした。
6回、劣勢の渡邉がジャブで圧力をかけたが、ラウンド終盤に坂の右が炸裂すると渡邉が大きくグラリ。追撃して渡邉がダウンすると即ストップとなった。
坂は21勝18KO5敗。日本フェザー級王者時代に失敗した初防衛を成功させた。初のKO負けとなった渡邉は37勝20KO10敗1分。日本タイトルはフェザー級で2度挑戦に失敗しており、3度目の正直はならなかった。
坂の話「正直なめてました。調子が良さにおぼれてしまった。情けない試合をしてしまった。ジャブをちょこちょこちょこちょこもらって、右のガツンというのも1、2発もらってしまった。鼻血、バッティング、目のカットで、息はできないし、前が見えなくなるし、バチバチ集中力が切れてしまった。勝てたのは良かったけど、次のステップに進めるような内容だったのかなと…」
◇DANGAN-A級トーナメント・ライト級決勝8回戦
宇津木秀(ワタナベ)[TKO4回1分57秒]脇田将士(ミツキ)
日本ライト級5位の宇津木が長身サウスポー脇田と対戦。宇津木がジワジワと前に出てボディから崩しにかかるが、脇田もよく動き、よく手を出して対抗した。それでも宇津木は徐々に脇谷にロープを背負わせる。4回に右ストレートでダウンを奪い、ストップ勝ちを呼び込んだ。宇津木は8勝7KO。脇田は10勝5KO11敗2分。
◇DANGAN-B級トーナメントS・バンタム級決勝6回戦
木村天汰郎(駿河男児)[3-0(58-57、58-56×2)]三尾谷昂希(帝拳)
両者ともに距離が遠く、パンチがなかなか届かない立ち上がり。サウスポーの三尾谷は左ストレートを狙ったが、中盤から木村がカウンターの右と左フックを断続的に決めた。木村は6勝2分。三尾谷は8勝2KO2敗2分。
2025年2月6日 16時47分
2025年2月6日 9時50分
2025年2月5日 10時50分
2025年2月4日 11時23分
2025年2月3日 19時02分
2025年2月3日 15時13分