“浪速のロッキー”赤井英和ジュニア 英五郎が帝拳ジムからプロ転向
2021年3月16日 0時24分
2021年3月15日 21時31分
アメリカ初陣で3度目の防衛に成功したWBA世界L・フライ級スーパー王者の京口紘人(ワタナベ)が15日、成田空港着の便で帰国。出発地のダラスで飛行機が足止めとなり、離陸まで3時間かかった末に長旅を終えた京口は睡眠不足も加わってやや疲れた様子。オンライン取材で「まだ実感はわかない」としながらダラスでの一戦を振り返った。
挑戦者アクセル・アラゴン・ベガ(メキシコ)が右拳を負傷したことにより5回TKO勝ち。しかし4回までのスコアは38-38が2人、残る1人は39-37でベガを支持していた。
これについて京口は「自分が体感した以上に、客観的に見たら相手のボディからの攻めというのが見えたので、そこが採点に響いたのかなと思う。パンチは見えていたし、芯ではもらっていなかったけど」と分析。さらに「自分自身は消化不良というのもあるので、もっと期待に応えたいと思っている」と今後の精進を誓った。
ベガが京口の側頭部にパンチを打ち、拳を破壊された結末については、「ここ(テンプル)でもらうと効きますし、ここ(頭)で受けるというのも技術」と説明。海外のサイトで「京口の頭はチタン製」と表現されたことには、「そこに誇りを持っているわけじゃないんで」と苦笑いだった。
父親がのどの癌を患い、帰国した15日が手術日だったと明かした京口。「父がこういった状況なので、ファンの方もそうですし、一番は父にがんばってもらいたかったので、結果を出せたのが一番良かったと思う」とほっとした様子だった。写真提供=ワタナベジム
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