
アマチュアの2021全日本ボクシング選手権大会(成年)が24日東京・墨田区総合体育館で開幕した。昨年はコロナ禍で中止されたため2年ぶりの開催となったこの大会、今回から初めて男女同時開催となり、それぞれ8階級の国内最高のタイトルを目指して28日の決勝まで連日熱戦が繰り広げられる。

初日の24日は予選1回戦10試合が行われ、初戦に登場した東京五輪フライ級銅メダリスト・並木月海(自衛隊体育学校)が尾関奈津美(日体大)と対戦。ディフェンシブな相手に合わせて並木にしては珍しく手が出ず、主審が再三両者にアクションを促す場面がみられた。しかし並木は会心の出来ではなくとも試合を通じて失点を許さず、貫録の5-0判定勝ちで初戦を突破した。
今大会には東京五輪金メダリストの入江聖奈(日体大)も6名出場のフェザー級でエントリーしており、シードされて27日の準決勝に登場する。同じく五輪組では男子ミドル級の森脇唯人(自衛隊体育学校)も出場し、26日の準々決勝が初戦となる。
なお大会は無観客で行われているが、予選から全試合YouTube で配信されており、決勝はフジテレビが放映する。