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WBOクルーザー級王座決定戦迫る

返り咲き狙うグロワスキか、無敗ホープのオコリーか 
WBOクルーザー級王座決定戦迫る

2021年3月19日 9時37分

 今週土曜日20日(日本時間21日)ロンドンのSSEアリーナでゴングが鳴るWBOクルーザー級王座決定戦の会見が18日開催され、同級1位クリストフ・グロワスキ(ポーランド)、同2位ローレンス・オコリー(英)が意気込みを語った。

オコリー(左)とグロワスキ

 グロワスキ(31勝19KO2敗)は15年に長期政権を築いていたマルコ・フックを11回KOで破りWBOクルーザー級王者に君臨。初防衛後、後の4冠統一王者オレクサンドル・ウシクに王座を明け渡した。その後5連勝してWBO暫定王者に就いたが、19年6月、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)クルーザー級シーズン2準決勝で、マイリス・ブリーディスに不運なTKO負け。以来2年近くリングに上がっていない。

 復帰戦となるグロワスキは「王座決定戦に選ばれたのは光栄。オコリーは無敗で、ビッグで、ストロングで、長いリーチを誇るけど、私はいくつかの欠点を見つけた。彼を負かす用意はできている」とコメント。そして「すでにオコリーはその後のタイトル統一戦、ヘビー級進出までの野望を明かしている。でも土曜日、私に勝たなければならない。それは起こらない」と相手をけん制した。

 オコリー(15勝12KO無敗)は現在クルーザー級一のホープと見られており、地元で戦うことからも予想は有利。これまで英国、英連邦、欧州王座を獲得しているエリートで「今度は世界王者のベルトをキャビネットに入れる」と自信をのぞかせる。

 また今回王座を獲得すればWBCが新設したブリッジャー級にも食指を伸ばす。「トレーニングで必要なことはすべて実行した。試合では予測不可能なことが起こることがある。でも私はどんな戦局にも対応できる経験を積んできた」と強調した。

 プロモーターのエディ・ハーン氏(マッチルーム・ボクシング)は「先週ダラスでのエストラーダとチョコラティート(ローマン・ゴンサレス)の激戦があり、今週はオコリーとグロワスキのWBO戦、来週はジブラルタルでホワイトとポベトキンのリマッチ。ボクシングが帰ってきた」と自身のイベントをアピールしていた。Photo by Mark Robinson / Matchroom

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