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元日本フライ級王者の粉川拓也 判定でランカー対決制す

2021年3月24日 20時20分

 角海老宝石ジム主催「SLUGFEST」が24日、後楽園ホールで行われ、メインのフライ級8回戦は、元日本王者で現日本2位の粉川拓也(角海老宝石)が同6位の小坂駿(SUN-RISE)に3-0判定勝ちした。

積極性で上回った粉川(右)

◇フライ級8回戦
粉川拓也(角海老宝石)[3-0(78-74、77-75×2)]小坂駿(SUN-RISE)
 35歳ベテラン粉川が昨年10月に試合をしているのに対し、25歳の小坂は19年10月、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)との日本王座決定戦に敗れて以来のリング。粉川が初回から圧力をかけて試合を進めるが、小坂は徐々にフットワークと打ち終わりの右を機能させて互角の展開になった。

 粉川のプレスが効く時間帯があり、小坂がアウトボクシングを機能させる時間帯もありで試合は進行。粉川はミスブローが多かったものの、最後まで前に出てポイントで上回った。戦績は32勝14KO6敗1分。小坂はいいパンチを当てるシーンもあったが、あとが続かなかった。16勝4KO7敗。

粉川の話「変に余裕が出てしまった。パンチが当たれば倒れるというのがあったけど、脚がついていかなかった。体重を増やし過ぎたのがあったかもしれない(6キロ増)。変に力んでしまって全然ダメですね。バランスの悪さはいつも洪さん(トレーナー)に言われているんですけど。今後? 特にターゲットはなくて、一戦一戦ですね。残りはそんなにできないんで」

3回、粕谷は内藤をダウン寸前に追い込んだ

◇ライト級8回戦
粕谷雄一郎(角海老宝石)[3-0(77-75×3)]内藤未来(E&Jカシアス)
 日本ライト級13位の粕谷は初回、アグレッシブに前にでてボディブローをサウスポーの内藤に見舞う。内藤は偶然のバッティングで右目上をカットした。2回は内藤の右アッパー、左ストレートがヒット。3回も内藤ペースになりかけたが、粕谷がロープに詰めてボディ打ちから左フックを決めると内藤の腰が一瞬沈んだ。

 試合はここからさらに白熱。4回は粕谷が攻めるものの、内藤が左を立て続けに決めて形勢逆転。5回は内藤が距離を取ってペースを作り、6回は粕谷が巻き返しを図る。粕谷は終盤、懸命に前に出てボディ打ちで攻め、8回に左ストレートをきれいにもらいながらも勝利を手にした。粕谷は14勝4KO3敗2分。惜しくも敗れた内藤は8勝3KO3敗。

◇S・フェザー級8回戦
齊藤陽二(角海老宝石)[KO2回22秒]荒木貴裕(JB SPORTS)
 荒木が動きながらいきなりの右、コンビネーションも見せて積極的な立ち上がり。日本S・フェザー級16位の齊藤はプレスをかけながらボディ打ちで荒木に迫った。2回早々、齊藤の左フックがカウンターとなって決まると、荒木がキャンバスに落下。立ち上がったものの10カウントとなった。齊藤は3勝3KO1敗2分。荒木は3連敗で12勝4KO10敗。

◇ミドル級4回戦
伊藤大賀(角海老宝石)[3-0(39-37×3)]會津タツヤ(川崎新田)

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