IBFフライ級王者モルティ・ムザラネ（南アフリカ＝写真）が復帰を決意。4月30日ロンドンのコッパー・ボックス・アリーナでサニー・エドワーズ（英）を相手に4度目の防衛戦を行う。ファイトニュース・ドットコムなど複数のメディアが伝えた。

　38歳のムザラネはこれまで39勝26KO2敗。これが2度目の王座で、第一期にはジョンリール・カシメロ（フィリピン）やゾラニ・テテ（南アフリカ）らをKOで下している。

　その後返上、引退時期を経て18年にモハマド・ワシーム（パキスタン）に判定勝ちで2度目の王座に就き、3度の防衛戦を坂本真宏（18年12月）、黒田雅之（19年5月）、八重樫東（19年12月）といずれも日本人挑戦者を相手に成功させている。ムザラネは八重樫戦以来のリングとなる。18年のノニト・ドネア戦以来負けを知らない。

　世界初挑戦のエドワーズ（WBOフライ級2位）は前WBCフライ級王者チャーリー・エドワーズ（英）の実弟。これまでS･フライ級でキャリアを進め、昨年8月の最新試合で同級IBFインターナショナル王座に就いている。同時にフライ級でも19年9月にIBFインターナショナル王座を獲得している。25歳で戦績は15勝4KO無敗。

　セミ格で、五輪メダリストで世界を目指すマイケル・コンラン（英）がフェザー級から下げてS･バンタム級デビュー。イヌオット・バルタ（ルーマニア）と10回戦を行う。