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浜田剛史さんが分析 ハグラーの強さの秘密 ビート5月号より

2021年4月17日 15時29分

 さる3月13日に訃報が伝えられたマーベラス・マービン・ハグラー。80年代の世界ミドル級に君臨したチャンピオンの追悼大特集をお届けする。ハグラーは本誌でおなじみの浜田剛史さん(元WBC・J・ウェルター級王者)も現役当時目標としたボクサーだった。連載の「世界トップ選手ウォッチ」は特別編としてハグラーのボクシングを分析してもらった。=ボクシング・ビート5月号より=

 今振り返っても、1980年代の中量級にハグラー、デュラン、ハーンズ、レナードの4強が揃っていたのは特別なことだったと思いますね。

 それぞれに個性があって、レナードのあの変幻自在の動きは真似したくてもできない、ハーンズもあんな強いパンチを打てる選手はいないと。そしてデュラン。野性味があって本能のままに戦ったという選手で、みんな名前を聞いただけでどういう選手かと、すぐに分かるわけですね。

 ところがハグラーになると、もうパーフェクトというしかない選手で、特徴をこうだとひと言で決めつけられない。

 ハグラー自身は誰とやろうが、どういう状況にあろうが、自分のボクシングは絶対に崩さないと。それはいろんな要素があるわけですけど、タフネス、体力、そしてパンチ力。ハグラーは全部備えていたというところがあるんですね。

 叩き上げの実戦派ですよね、理論がどうのこうのではなく、実戦で全部つかんだということじゃないですか。

 あのタフネスも驚異的でした。1度ダウンしたのを観たことがありました(対ロルダン戦の初回)。左フックで引っ掛けられた時にすべって、文句言ってましたけどね。……

 ハグラーがレナードと戦った時、浜田さんは同じ現役の世界チャンピオン。「現役の頃は自分が戦っている状況で観る」という浜田さんだからこそ、マービン・ハグラーがどんなボクシングをしていたのかを分かりやすく解説してくれています。全文は発売中のボクシング・ビート5月号保存版「ハグラー追悼大特集」でお読みいただけます。

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