8日（日本時間9日）米テキサス州アーリントンで開催されるイベントの記者会見が6日、現地で開かれ、WBO世界L･フライ級タイトルマッチに出場する王者エルウィン・ソト（メキシコ）と元ミニマム級世界王者で挑戦者の高山勝成（寝屋川石田）が試合への抱負を語った。

　高山（37＝32勝12KO8敗）は「このような機会を与えていただきありがとうございます。2階級制覇するためにこっちに来ました。ソト選手は勇敢で若くいいファイターですが、私には培ってきた経験があり、この試合に向けて準備してきました。試合が楽しみです」とコメント。ソト（24＝18勝12KO1敗）はこの試合に勝利して他団体王者との統一戦に意欲を見せた。

　各ブックメーカーのオッズを見てみると、高山の勝利が7倍から9倍といったところで、チャンピオンが圧倒的優位というのが海外の予想だ。これは高山が17年にアマチュアに転向し、昨年12月の試合がプロで約4年ぶりの試合だったこと、L･フライ級で初めての世界戦であること、試合までの準備期間が短かったことなどが理由だと思われる。

　試合3週間前のオファーを受けた高山は急ピッチで仕上げた高山だが、本人の言うようにキャリアはソトを大きく上回る。7万人の観衆が見込まれるAT&Tスタジアムで、高山の世界を驚かせるファイトに期待が集まる。

　あす7日は公開計量が行われ、高山陣営によると高山の試合は日本時間9日10時ごろ始まる見込み。イベントの模様はDAZNで日本時間9日午前9時から生中継がスタートする。Photo by Ed Mulholland / Matchroom