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K-1からボクシングに転向、武居由樹が飯田覚士さんと対談

2021年5月16日 16時08分

 K-1のチャンピオンからボクシングに転向し、先ごろ初回KO勝ちでプロデビューしたばかりの武居由樹を飯田さんが訪ねた。キックとボクシングとの違い、そして波乱万丈のこれまでについて話し込む二人。素顔の武居は、自信をしっかりと口にする一方で「この世界は甘くないので」と殊勝な気持ちを忘れない好青年だ。=ボクシング・ビート6月号より=

飯田 きょうはよろしくお願いします。さっそくだけど、キックや総合からボクシングにくる人は、やはりその動きをアジャストする必要があると思っているんだけども。武居君のK-1時代の動画を見ても、ほとんどパンチで倒してるんだよね。

武居 キックで倒したことは数えるほどで、ほとんどパンチなんですよね。

飯田 だからKO集なんかボクサーと変わんない(笑い)。とはいえ、ボクシングに転向するのだからと変えたり、意識したところはある?

武居 動きでは、キックなら後ろ足重心が多いんですが、ボクシングは前のほうが大事だなと。あとキックは体の振りがあまりないんですね、だから頭をこう動かすことなども八重樫(東)さんから教わっています。

飯田 八重樫トレーナーはどう?

武居 いやあ、毎日勉強です。やはり八重樫さんが速いので。

飯田 ね、八重樫チャンピオンはスピードがあって、頭の動きというかポジショニングをすごく意識した選手だったから。それにさっき拝見したミット打ちも、スピードのワンツー・ストレートやワンツー・ワンツー、ああ八重樫っぽいなあって。

武居 はい。キックは3ラウンドなので100パーセントで打っていたんですが、ボクシングは長いのでそれだけじゃダメだと教わりました。やはり抜くところは抜くことを意識しながら。どうしても熱くなって思いきり行っちゃうんですが、八重樫さんが「抑えろ、抑えろ」とミットでもこう……。

飯田 あっ、やってた。「抑えろ、抑えろ」って。

武居 ハハハ、すぐ熱くなっちゃって。

飯田 K-1と、RISE、ひっくるめてキックというイメージでいいのかな。

武居 そうですね、ルールが若干違うんですが、自分はK-1のほうでチャンピオンになりました。K-1とRISEは試合の交流もないので。

飯田 じゃあ別団体だ。そこからボクシング。K-1王者としてはプレッシャーもあるよね。

武居 はい。K-1のチャンピオンというだけで、ほかのデビュー戦の選手とは見られ方が違うと思いますし。僕がもしデビュー戦でこけたら、K-1は大したことないなと思われちゃいます。K-1が好きだったので、ハイ、やはりK-1のためにもという気持ちも大きかったです。負けられないなって。

飯田 ボクシングからK-1に行った選手も、「ボクシングのためにも負けられない」と言ってくれるもんな。それと同じ気持ちなんだろうな。

武居 ええ。プライド、じゃないですけど、そういうものはあるので。ボクシング転向は、自分の挑戦したい気持ちが強くありまして。

飯田 うん。

 記事全文は発売中のボクシング・ビート6月号に掲載しています。キックとボクシングの競技性の違いなど、武居自身の体験談は非常に興味深く、飯田さんとの対談も熱がこもりました。ぜひお読みください。こちらからもご購入できます→https://amzn.to/2RJ5UKC

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