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WBC・L・フライ級王者の寺地拳四朗 京都凱旋V9戦でランク1位の矢吹正道と

2021年7月5日 20時02分

 真正ジムの山下正人会長は5日、大阪市内のホテルでWBC世界L・フライ級王者、寺地拳四朗(29=BMB)の9度目の防衛戦を9月10日、京都市体育館(京都市右京区西京極新明町1)で開催すると発表した。挑戦者は同級1位の日本王者、矢吹正道(28=緑)。寺地は4月24日、久田哲也(ハラダ=引退)を下しV8を飾って以来約4ヶ月のスパンで防衛戦を迎える。

記者会見に出席した拳四朗(左)と挑戦者の矢吹

 会見には両選手が同席。寺地は「コロナ禍の中で世界戦を初めて地元、京都でできることがうれしい」とまず故郷に錦を飾れることに感謝。具志堅用高(協栄)が持つ世界戦連続防衛13回の記録を目標にしているだけに「V9戦は僕の中では通過点。矢吹選手はすごく強い印象があるが、余裕で勝つ自信しかない。普通にやれば僕の距離で戦って中盤くらいでKOできると思う」と地元でのKO決着を強くアピールした。

 この1ヶ月近くは京都府城陽市の自宅に戻り、所属の宇治市のBMBジムで父永会長の指導で筋肉トレーニングを積み重ねて、コロナ禍で十分鍛えられなかった基礎体力の向上に努めてきたことに手応えを感じているのか、強気の発言が目立った。

 世界初挑戦の矢吹も拳四朗のKO宣言の挑発に敏感に反応した。「チャンピオンは距離感、ジャブ、下半身の強さが武器だと思うが、僕はパンチ力、スピードがある。KOしにくるならKOできると思う」と打ち合いに自信をみせた。

 勝てば緑ジムから3人目の世界王者誕生、と水をむけられても「記録のことは考えていない。自分が世界王者になれば、まわりが考えてくれる。久田戦はリングサイドで観戦したが、寺地選手は思ったよりパンチ力があったが、テレビで見たほど大した選手ではなかった印象を持った。ジャブの差し合いがカギになるが、彼のパンチが当たる距離は自分のパンチが当たる距離だ」と王者以上の強気一辺倒の発言で挑発した。

 プロモーターの山下会長は「会場は5000人収容できるが、新型コロナの感染状況にもよるが、いまのところ50%の2500人の観客を考えている」と話した。寺地は18勝10KO無敗。日本王座を1度防衛している矢吹は12勝11KO3敗。

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