カシメロ怪気炎「ドネア、イノウエが待っている」 リゴンドウと記者会見
2021年7月22日 10時25分
2021年7月21日 21時03分
日本フライ級タイトルマッチが21日、後楽園ホール「第79回フェニックスバトル」のメインで行われ、チャンピオンのユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が挑戦者6位の桑原拓(大橋)に10回2分49秒TKO勝ち。阿久井は2度目の防衛に成功した。
スピードスターのニックネームで紹介された桑原が阿久井のプレスをスイスイとかわす立ち上がり。しかし後半、阿久井の右カウンターが炸裂し、桑原が尻からダウン。桑原はここをなんとかしのいだ。
2回以降、阿久井が圧力をかけ、桑原が動きならパンチを打ち込む展開。3回、阿久井が桑原をロープに追い込んで左フックの相打ちになると、これを阿久井が食らってフラつく。桑原が連打で畳みかけて山場を作った。
桑原はその後もフルスロットルで動き、回転の速いパンチをまとめては動くボクシング。がっちりガードを固めてパンチをブロックする阿久井は、攻めてはていねいに桑原を追い続け、ジャブ、右を打ち込む。5回終了時の採点は47-47、48-46×2で阿久井がリードした。
ポイントでリードを許した桑原は前に出る姿勢をやや強め、回転の速い連打、左ボディ打ちでポイント獲得を狙う。4回以降はなかなか3ジャッジの採点がそろわない難しいラウンドとなる中、桑原は8回から再びフットワークを駆使してまとめては離れてのボクシング。阿久井はジャブを当て、右のタイミングも合わせて行くが、桑原もパンチをまとめて手数でジャッジにアピールする。
迎えた最終回、阿久井が右を決めると、桑原はこれが効いたのか、足を使ってエスケープをするばかり。阿久井も疲れ、このまま判定になるかと思われたが、最後に桑原をコーナーに追い込んだ阿久井の右が火を噴くと桑原がバッタリとダウン。即ストップという劇的な幕切れとなった。
阿久井は16勝11KO2敗1分。「思ったよりもつかまえるまでに時間がかかった。次に世界? 厳しい試合だったので…」と勝利に安堵しながらも大きな目標を口にすることは控えた。次回も日本タイトルを防衛する方針。担架で退場した桑原は8勝4KO1敗。
◇S・バンタム級8回戦
石井渡士也(REBOOT.IBA)[TKO5回2分14秒]南出仁(セレス)
日本同級5位のサウスポー南出と同9位で日本ユース・バンタム級王者の石井がともに黒星からの再起戦。初回、南出が左ストレートをダブルで決めて先制するが、残り40秒で石井の右ストレートが決まって南出がキャンバスに転がった。
2回は南出が左と右フックで盛り返す。3回は石井が前に出て打ち合い。力強くパンチを振る南出が左を決めって一気に攻勢に出たが、パワフルな石井の右で南出が2度目のダウンを喫した。迎えた5回、南出が再び攻勢に出るが、石井がこれをしのいで右、左フックを決める。南出がフラついたところでストップとなった。昨年11月、世界ランカーの石田匠(井岡)に敗れて以来のリングで勝利の石井は4勝3KO1敗。連敗の南出は4勝3KO2敗。
◇53.0キロ8回戦
橋詰将義(角海老宝石)[TKO8回46秒]湊義生(JM・加古川)
2014年全日本新人王のサウスポー橋詰はジム移籍をへて2年3ヶ月ぶりのリング。前に出る湊を迎撃しながら、2回終盤は打撃戦。橋詰のパンチで湊が右目じりをカットした。強打の橋詰はサイドに動きながら相手のパンチを外し、左ストレート、ボディ打ちで湊にダメージを与えていく。湊はガッツを見せて前に出ることをやめず、左右のフックで橋詰に迫った。
有効打をコツコツと重ねる橋詰は6回、左ストレートを立て続けに決めるが、タフネスぶりを発揮する湊がここから反撃。左フックを決めて連打で橋詰を下がらせ、橋詰の右目下が大きく腫れた。逆転の可能性も生まれたかに見えたが、橋詰が崩れることはなく、8回に橋詰が左ボディを決めたところで主審が試合を止めた。橋詰は18勝11KO2分。3月の桑原拓(大橋)に続いて連敗の湊は9勝4KO5敗。
◇S・フライ級6回戦
高山涼深(ワタナベ)[TKO1回1分47秒]富岡浩介(REBOOT.IBA)
若手サウスポー対決はスタートからアクション満載。よりシャープにパンチを打つ高山の左が決まると富岡が早くもダウン。立ち上がった富岡は強気に攻めていくが、再び高山の左でキャンバスへ。高山はさらに左ストレート、右をフォローして富岡を転がしてストップした。前日本ユース王者の高山は4連続KOをマーク。富岡は4勝3KO2敗。
◇S・バンタム級4回戦(東日本新人王)
坂本佳朗(本多)[3-0(40-36×3)]内田勇心(大橋)
◇女子49.8キロ4回戦
勝谷美雪(神奈川渥美)[3-0(39-37×3)]郷司利也子(川崎新田)
2025年4月25日 0時00分
2025年4月24日 15時36分
2025年4月23日 16時13分
2025年4月23日 16時01分
2025年4月23日 0時14分
2025年4月22日 17時16分