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2021年10月1日 金曜日

あすS・フライ級アジア3冠戦 福永亮次の強打爆発か、ホープ梶颯が一気に成り上がるか

 あす2日、後楽園ホール「第606回ダイナミックグローブ」のメインで開催されるS・フライ級アジア3冠戦の計量が1日都内で行われ、チャンピオンの福永亮次(角海老宝石)がリミットの52.1キロ、挑戦者3位の梶颯(帝拳)が52.0キロであすの試合に進んだ。

「気持ちは挑戦者」と王者の福永

 強打のサウスポー王者、福永は20年2月にフローイラン・サルダール(フィリピン)を下してWBOアジアパシフィック王座を奪取。同年12月には日本王者の中川健太(三迫)に勝って日本タイトルと同時に空位だったOPBF王座を獲得した。その後、日本王座を1度防衛して今回初めて3本のベルトをかけた防衛戦となる。

 現在の世界ランキングでWBO7位、IBF8位。福永は今回、世界へのステップとして上位ランカーで最も評価している梶を挑戦者に自ら指名した。「梶選手に勝ったら世界っていう言葉を出していいんかなと自分で思っています」と話すように、今回の防衛戦を世界タイトルマッチ、あるいは世界タイトル挑戦者決定戦などに進む最終関門と位置づけている。

 自らが敗れた2015年の新人王戦で全日本新人王を獲得した梶は、当時から「強いな」と感心していた選手だ。回転力の速さやスピードを売りにしている挑戦者を迎えても、「最終的には倒せたらいいと思う」と話すあたりはハードパンチャーらしい。自慢の強打を爆発させて、次のステップに進むつもりだ。

「みなさんに喜んでもらえる試合を」と梶

 14勝14KO4敗と高いKO率を誇る福永に対し、梶はデビューから15連勝(9KO)とこちらも輝かしい戦績を誇っている。35歳のチャンピオンに対してチャレンジャーは24歳。若さと勢いは挑戦者のアドバンテージと言えるだろう。

 タイトルマッチの報を耳にしたときは「喜びよりもビックリが勝った」と笑わせたが、中学でボクシングの世界王者を志し、高校へは進まずにプロボクサーの道を歩み始めた叩き上げだけに、初タイトルマッチにかける思いはだれにも負けていない。

 チャンピオンのことを「リーチが長く、サウスポーらしい戦いをしながらも前に出てきて打つ。左ストレートや右フックに気をつけたい」と評価しながらも、「しっかり自分のボクシングをやれば確実にいけるんじゃないか」とのコメントには自信にあふれる。

 勝てば一気に日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックの3冠だけでなく、世界ランキングまでも手に入ってしまう大一番。帝拳のホープは一気に成り上がろうと腕を撫している。

こちらも注目、田村(左)と久我の元日本王者対決

 あすのセミは日本S・バンタム級挑戦者決定戦で、ランク1位の田村亮一(JB SPORTS)と2位の久我勇作(ワタナベ)による注目の実力者対決だ。両者は過去に2度対戦し、17年は日本王者だった久我が防衛、19年は久我が王者の田村からタイトルを奪って王座に返り咲いた。ともに現王者の古橋岳也(川崎新田)には負けているだけに、リベンジを目指してのサバイバルマッチとなっている。写真=帝拳ジム提供

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