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ライト級統一王者ロペスの防衛戦ドロ沼 主催のトリラーが権利放棄 ハーン氏救済か

2021年10月7日 13時42分

 ライト級4団体統一王者テオフィモ・ロペス(米=写真)vs.挑戦者ジョージ・カンボソス(豪州)が開催の危機に瀕している。9月末の時点で10月16日ニューヨークのバークレイズ・センターで確定と伝えられたが、10月に入り入札で開催の権利を獲得した米ネット企業の「トリラー」が権利を放棄する事態が発生。同社は16日イベントを行うが、S・ライト級ランカーがメインを務め、ロペスvs.カンボソスはなくなったと通達した。

 入札で600万ドル以上を提示して老舗プロモーションのトップランク社とマッチルーム・ボクシングを抑えて注目マッチの開催権利を獲得したトリラー。ロペスのファイトマネーは日本円で4億円以上、カンボソスも2億円を超える報酬が約束されていた。しかしボクシング興行に不慣れな面をさらけ出し資金調達に苦しんだとみられる。延期の通達は6度に及び、ついにギブアップを宣言した。

 一方でIBFは指名挑戦者のカンボソスに契約不履行があったとし、指名挑戦者の権利をはく奪することもあると態度を硬化させている。ちなみに米国メディアによると最後の延期でカンボソスは報酬の40万ドル上乗せを要求したという。

 予断を許さない動きの中、マッチルーム社のエディ・ハーン・プロモーターとストリーミング配信DAZNがロペスvs.カンボソスの開催に乗り出している。近々スケジュールを発表する運びだというが、果たしてこのカードはいつ日の目を見るだろうか。

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