March
29
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

15°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 井上尚弥の12.14両国国技館防衛戦発表 来春の統一戦にらみIBF6位ディパエンと

井上尚弥の12.14両国国技館防衛戦発表 来春の統一戦にらみIBF6位ディパエンと

2021年10月29日 15時54分

 WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋=写真)が29日、オンラインで記者会見を開き、12月14日に両国国技館でIBF6位アラン・ディパエン(タイ)と防衛戦を行うと発表した。大橋秀行会長によるとWBA王座もかけられる。会場は5000人弱を収容予定。

 28歳の井上(21勝18KO)は6月、3回KO勝ちしたIBF指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)戦以来、半年ぶりの防衛戦。ここ2試合はラスベガスで試合をしており、日本のリングは19年11月のノニト・ドネア(フィリピン)戦以来およそ2年ぶりとなる。

 会見した井上は「日本での試合はWBSS決勝のドネア戦以来2年ぶり。日本でやれることに喜びをかみしめながら練習したい」と凱旋防衛戦を歓迎。モチベーションを問われると「来年の春、統一戦があるということなのでそこに向けてのモチベーションと、久々の日本の試合というモチベーション」と2つを挙げた。

 対戦相手のディパエンは12勝11KO2敗の30歳。19年6月に来日し、S・フライ級6回戦で荒川竜平(中野サイトウ)に2回TKO勝ち。今年3月、スックプラサード・ポンピタック(タイ)に勝利してIBFパンパシフィック・バンタム級王座を獲得して世界ランキング入りした。

代表撮影

 挑戦者について大橋会長は「好戦的な選手で、12勝11KOという数字通りパンチも強い選手。ボクシングは一発で何が起きるか分からない。スリリングな試合になると思う」とコメント。タイプとしてはスパーリングパートナーを務める石井渡士也(REBOOT.IBA)に「ちょっと似てる」とも話した。井上は「相手の映像をしっかり見ていないのでなんとも言えないけど油断せず、そこはしっかりやりたい」と気を引き締めた。

 バンタム級で4団体統一を目指す井上はWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)、WBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との統一戦を希望。陣営はドネアと交渉を持ったが、WBCがドネアに暫定王者レイマート・ガバリョ(フィリピン)との指名試合をオーダーしたため、井上は路線変更を強いられた。

 大橋会長によると、元WBAスーパー王者で現WBA1位のルーシー・ウォーレン(米)ら複数の上位ランカーに声をかけたものの条件面で折り合わず、早い段階で井上への挑戦に前向きな姿勢を示したディパエンに落ち着いたという。

Related article
関連記事